寂しさを知ってしまった

いつだって一人でいることに慣れっこだった。

なのに寂しさを知ると、途端に一人でいることがときどき寂しくてさみしくて仕方なくなるときがある

タイミングが合えば恋人になれていた人と

お別れしてきた。

恋人にはなれなかったけど、

優しくて、誠実で、嫌なところなんて

1つもないような人だった

素敵な人だった

タイミングが本当に合えば付き合えたあの人と

お別れして

私は一人でいることも大好きで

一人でどこかに出掛けたり

本を読んだり

友達と会ったりして楽しく過ごしていたけれど

いつも心の片隅に一緒に過ごしたわずかな

思い出が心に残っていて

一人は楽しいし気楽で好きだけど

一人じゃない時に味わえた喜びだったり

一人じゃない時に感じられた幸せを

私は未だに忘れられないみたいだ。


一人で感じていた幸せは

誰かといると二倍に感じられることを

私は知ってしまった

恋愛ってちょっとこわい

こんな幸せを感じられる一方で

どうしようもない寂しさで

胸がいっぱいになるんだから。









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