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弟子として

師匠の稽古場 桂花御抄にて稽古をつけていただくようになってから、一年半以上が経ちました。

始まりの頃を思い返すと、今の自分は数年前とまるで別人のようになっているように感じます。

師匠が伝えて下さる言葉を真っ直ぐ受け止め、自分の在り方を柔らかくし、見つめ直し、実践してゆく日々を過ごしています。
それは踊りのための稽古、つまり身体的な面だけでなく、何気ない日常の言動や思考を含めた「私」というもの全てを見つめ直すきっかけになっています。

そうしてゆく中で、今まで見えていなかった心の内側の靄に気づき、素直に向き合っていくことでその靄は少しずつ晴れてゆき、不思議と同時に自分という存在のアウトラインもよりはっきりしてゆくのです。

日々の変化はとても小さなものですが、積み重なると本来なりたかった自分に確実に近づいてきているのを感じます。

昨日より今日の自分が好きですし、今日よりも明日の自分をもっと好きになっているのでしょう。

師匠に出会えたことを心から感謝しています。

撮影 桂花御抄

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