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バッターボックスに立ってみた~40代パート主婦の挑戦~

ほんの数十分ほど前に不採用の電話を受けた。
でも、なぜか爽快感でいっぱいだ。

大学時代は、佐藤雅彦さんに憧れ広告業界を志望し夢破れ、地元のメーカーに勤務。10年以上勤め、その間に2度、産休育休を取らせてもらいながら、何とか実家の両親のサポートもあって楽しく勤めた。

子ども優先をと決心し、退職。その後三人目の子にも恵まれた。

今は、福祉関係の事務パート。不満はないながらも、どこか昔からのモノづくりへの興味が消えず、こうして、時々noteに好き勝手に描いたものを投稿していた。

そんな時、おもしろいことをしている出版社の事務職アルバイトの求人情報を見つけ、心が躍った。

事務職でも、近くで本ができていく様子が、空気が感じられるなんて…

今まで気持ちはあっても動けなかったのに、今回は自然と履歴書を用意し、久しぶりに証明写真を撮り、、今はスマホで撮ってコンビニで印刷できるなんて、と驚くことばかり。

郵便局へ走り、こんな気持ちは何年ぶりだろうと、、達成感と爽快感とで、すごく晴れ晴れした数日だった。

落ちてしまったことは、もちろん残念だけれど、それ以上に挑戦したことに大満足だ。

『とにかくバッターボックスに立ってみる。バットを振ったらあたるかもしれないじゃないですか。』
80代で独学でゲームアプリをつくった若宮正子さんのお言葉。テレビCMで見るたび、子どもたちにも、『ほんまこれやで~』と言われていた。

この若宮さんの言葉が、私を動かしてくれた。

見事な空振りをしてしまったけれど、視線は下がらなかった。
こんな気持ちのいい空振りは、今後、我が子にもどんどん経験してほしいと思った。

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