日常

自由とは程遠い、押さえ付けられ続けた緊縛の生活はこの数年間で人々の暮らしをおおよそ変えてしまった
変わることを余儀なくされた、という表現が正しいように思う
昭和を埋め込まれた平成生まれの旧式直列頭では移ろう時代の変化に到底付いていけず、言動全てがハラスメント、生き辛さと不器用さばかりが浮き彫りになった
しかしまた戻ってきたのだ!距離が近くなった、これが青春だ!家庭を持った、これはお目出度だ!はたまた仕事が上手くいかなくなってしまった、とても不幸だ!距離は離れる一方で、決別だ!二度と会えなくなった、癌だった
ようやく戻ってきた時、既に遅し、そうしてある一定の大人たちの娯楽からはいつしかライブハウスという選択肢は消えてしまっ、、

忘れたくとも忘れられない、強烈なインパクトを残した「緊急事態宣言」いつ見てもなんと嫌な字面だろうか
そんな言葉に懐かしさすら覚える現在に至るまで、自分の生き方を貫くが故に上弦の月を描くほど大きく迂回したことは周知の事実である(3D×2Y)

楽しいから笑うのは人として至極当然なのだ、が、その当たり前を見失ってしまったあの頃から今は笑うことが楽しく思えたり、一丁前に幸せを感じていたり、全ては自身のバンドマンライフから派生する感情であるように思う
バンドマンで良かったと思わされる毎日から、ろくとたった二人でバンドという集合体を動かすことは想像していたよりも

という書きかけの記事をインターネットの海に置き去りにしたまま半年ほどが経過していた
いやはや、鬱病上がりのADHDには文章を綴るのも楽ではない!の、だ!
格好付けんのやーめた!もう普通に書いちゃうもんね〜

俺はこの半年前の書きかけの文章よりも更に幸せを感じることが多い、気がする
人に恵まれ、場所に生かされ、みんなと成長している、そうだ俺はまだまだ成長期なのだ
それ媚びという屋号を掲げ、全国を飛び回る日々が戻ってきた
全ては友達のおかげ、本当に感謝しかないのだ

鬱病で縮んだ脳みそでは以前のように上手く考えることが出来ない、突発性難聴は後遺症だけを置いて俺の表現の邪魔をする、いつかまた声が出なくなったらなどという不安は一滴でもアルコールが体内に入れば全て忘れ去る為体(ていたらく)
それでも何かをしなければ、焦燥感だけが積もりに積もって未だ危うい衝動に駆られる

それでも変わらず願い続ける
バンドを続けていたい

あの日自分に誓った、生きて歌って出会い続けるということを俺は今日もライブハウスで叶えられるのだ

そう、俺は幸せだ!

特筆すべきことはない  以上が幸せの戦線布告

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