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中学受験に向く子、向かない子

偏差値にこだわらない中学受験、そうは言っても、中学受験への向き不向きは存在します。
中学受験に向いている子はどんな子か?
小学4年生の時点で以下を満たしている子だと思います。

《受験に向いている子の特徴10項目》
①早寝早起きが身についている
②毎日の学習習慣が身についている
③宿題は自分でやり、忘れずに提出できる
④反復練習が得意(漢字の書き取り練習や公文の計算問題等)
⑤やったことのない難問にも前向きに取り組める
⑥読書習慣が身についていて少し難しい本も読める
⑦世の中に興味があり、社会問題や社会の仕組み、身近な自然に関心が高い
⑧体力がある
⑨自己肯定感が高い
これに加えて、⑩中学受験そのものにやる気があれば、もう心配はいりません。

上記10項目に当てはまる子どもの親御さんは、こんなNOTEを読む必要はありません。
今すぐ大手受験塾に行ってもらえれば、行きたい学校の合格をゲットできるでしょう。

世の中に溢れかえる受験情報のほとんどは、上記の子ども向けか、上記の子どもにするための情報だと思って良いと思います。
でもそうじゃなかった時、それでも中学受験には挑戦したいとなった時には、保護者のサポートが非常に重要になります。

保護者のサポートについて簡単にまとめておきます。
まずは、①②の生活習慣です。受験直前はいかに睡眠の質と時間を確保できるかが死活問題になります。これは、間に合うようであれば今すぐ声がけをして正してあげることをお勧めします。

次に③の自己管理能力です。大人の世界ではよくPDCAと言いますが、まさにそのサイクルを回すことが必要となります。子ども自身ができない場合には大人のサポートが必要です。
特にPのプランニング、CのチェックとAのアクション(ここでは「プラン軌道修正」と言う意味で使います)のサポートが必要です。場合によってはDoの勉強をすること自体への声がけも必要になります。

④の勤勉さと⑤のチャレンジ精神は、なかなか一筋縄にはいきません。⑥の読者習慣と、⑦の知的好奇心もなかなか大変です。保護者は、いかに楽しく取り組めるか、そのサポートができると良いと思います。

⑧の体力は運動一択、スポーツをしている子はできるだけ続けさせてあげた方が良いと思います。
⑨の自己肯定感は、親からの「褒め言葉」と「愛情表現」の積み重ねで構成されます。

そして、長くなりましたが、偏差値にこだわらない中学受験で最も重要なのが、⑩中学受験そのものに対するやる気です。
「偏差値の高い学校に行きたい/行かせたい」ではなく、「あの学校に行きたい!/行かせたい!」と思えるか、そう思える学校に出会えるかどうか、が偏差値にこだわらない中学受験の第一歩となります。

①〜⑩それぞれについては、また詳しく後述します。

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