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かぼちゃと語る


夕暮れに猫と散歩の道すがら
転がっているかぼちゃと語る
ポンコツの ポンコツだった人生を
かぼちゃに聴いてもらっていたり
私には私の定めがわからずに
ただただここに在るということ

かぼちゃにはかぼちゃの定めがありまして
ただただ だから ここにおります
生きるとは命をかけて滅びゆく
ことじゃないかと かぼちゃの曰く

生きて死ぬただそれだけのことだけど
いとおしくてならぬ日々ある

身のうちに蒼々 (あおあお) と死を抱くゆえ  人は風  人はきらめき

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