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空を飛ぶ土竜

ふはふはと空飛ぶ土竜の夢や春

「春眠暁を覚えず」と言いますが、寄る年波で、いくら遅く寝ても4時とか5時に目が覚めてしまい、「暁を覚えず」という状態がむしろ恋しいくらいに思われる今日この頃です。

その代わり、昼間は夢心地。例えば、土竜が空をふわふわ飛んでいる夢を見ているような現実感のなさ・・。

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実は、「土竜」は小学校2年生以来の僕のあだ名で、そんな綽名がついた理由もわからないまま「もぐちゃん」とか呼ばれていました。かわいい?ですか。

でも、土竜は農家にとっては害獣らしく・・。

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春になると、もこもこと始動して「もぐら塚」をつくり、いろんな根っこを痛めつけるらしい・・。

一般の人にとっては、

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のイメージなのだろうと思います。

ちょっとかわいそう。なぜ、叩かれなければいけないのだろうと。

反骨はモグラたたきの土竜にも

空を飛ぶ土竜という名は、恩師は「『土』を取って『龍』になりなさい」と励ましてくれたのですが、そんなことはとても出来そうになく、ならば「土竜のまま空を飛ぼう」と、それはそれは、小さな反骨を思ったものです。
が、結局、空を飛ぶのは難しく、61回目の春を迎えても「ふはふは」と漂ったまま生きていると言ったところでしょうか。



「空」ということでちょっと蛇足させてください。東富士演習場が近くにある寒村に住んでいますが、昨晩もオスプレイが轟音を立てて何度も行き来しました。世界情勢から考えると、このところの頻繁なオスプレイの飛行は気になります。

オスプレイ飛ぶ春の野や ふきのとう

有事に発展しなければいい、子どもたちが戦いに駆り出されない世の中であってほしいと、春の穏やかな日差しの中で思っています。

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