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第253話:鬢どめ

ちょっと前にオモチャの話をしたのですが、それで思い出して、昔よく作った糸巻き車を作ってみました。

用意するのは、まず「糸巻き」。
学校で家庭科の先生にカラの糸巻きがあるか聞いてみたところ、ゴミ箱の中にあるかもしれないとのことで、漁ってみるとありました。
子どもの頃に作ったのは木でできたガッシリとした感じのものでしたが、今のはこんなにちっちゃくて軽いんだと自分の無知に感動。

次に「割り箸」。
カッターで割り箸を切り、長めの棒と短めの棒を2つ作ります。

そして「ロウソク」。
1センチくらいの太さのロウソクを、カッターで5ミリくらいの厚さで輪切りにしたものを1つ用意します。

輪ゴムを加えて、これで準備完了。

組み立てます。
糸巻きの穴に輪ゴムを通して片側に小さく切った方の割り箸を固定します。

反対側に出ている輪ゴムにロウソクを通し、長い方の割り箸をくっつけます。

これで完成。

短い方の割りばしを手で押え、長い方の割りばしをクルクル回してゴムに動力を蓄えさせれば、あとは置いて放すだけ。

何事も挑戦と言うことで、行き当たりばったりで、本当につまらない動画を撮ってみました。

なんとも、のんびりした、みみっちいことでした。
子どもの頃に作ったのはもうちょっと迫力があったような気がしたのですが。長い方の棒はギッタンバッコンしてなかったかなあ・・。

ついでに猫に見せてみましたが、微妙な反応でした。


まったくちなみにですが、輪ゴムを糸巻きの穴の中に通すのに「びん留め」を使うと簡単だったのですが、カミさんに家にあるか聞いてみたところ、
「ビンドメって何?」
と聞かれてしまいました。
びんを留める・・ンドメだよ。こういうやつ」

と言うと、
「あー、ヘアピンね」
と言われてしまいました。
調べてみると、今は「ヘアピン」とか「ン留め」と言うのが一般的らしい・・。

「鬢留」も死語かあ・・
「鬢のほつれ」なんていうちょっと味わいのある言葉もわからなくなっていくんだろうなと何だか寂しく思った次第です。


■土竜のひとりごと:第253話

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