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土竜のひとりごと:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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#短歌

第83話:ガキと主夫生活

[子育ての記憶と記録] 「ゴツモンがモノクロモンに変化した」子は叫びつつ風呂に入り来る …

33

第60話:愛と恋と

古典では恋しい男女が互いを思い合うと、肉体を離れた魂同士が夢の中で会えると考えられていた…

33

第79話:ひまという苦しみ

高校時分、テスト監督をしている先生が羨ましくてならなかった。 こちらは不勉強を悔いながら…

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第78話:ある船乗りの夢

パチンコにたまに出掛ける。 しかし勝つことは稀で、大概は負けて帰る。今のパチンコはそれこ…

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第60話:恋と愛

古典では恋しい男女が互いを思い合うと、肉体を離れた魂同士が夢の中で会えると考えられていた…

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第31話:被害者が加害者であること

■海のトリトン その昔、「海のトリトン」というテレビアニメがあり、トリトンという少年がイ…

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第7話:生と死について考えてみたこと

■我が家の猫 猫が陽の当たる居間で昼寝をしている。わが家の猫はサビ猫という種類で決して美しくはない。家の中で見るとそうでもないが、外で見るとコンクリート色の薄汚い貧相な猫に見える。 そう言うとカミさんは「かわいそうに」と猫をかばうのだが、そのカミさんの愛情によって結構いいキャットフードを食べているせいか、毛並みはいい。ふかふかつやつやしている。 それを撫でていると、「猫は毛物(ケモノ)なんだなあ」と思う。貧相な猫であってもぬくぬくと可愛い。  サビ猫というのは性格がきつく