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土竜のひとりごと:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを整理してここに集めてみたいと思います。
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#生き方

第61話:明日がある奇跡:東日本大震災

東日本大震災が起こった時、僕は学校の体育館で生徒の集会に立ち会っていた。突如、大きな横揺…

空を飛ぶ土竜
10か月前
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第58話:選択不能という選択肢の想定

昭和54年度に大学の入試に共通一次なるものが登場した。 当初はすぐに滅びるだろうとも言われ…

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第41話:友人からの手紙

大学の同期に妙な奴がいて、彼は高校卒業後、就職し、5年間勤めた後に大学に入って来た。そこ…

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第40話:勉強って?

西日暑き土間の机に人向かふ垣間見しより何のあくがれ 自分の記憶に誤りがなければ、これは高…

空を飛ぶ土竜
1か月前
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第17話:飾る

トシゴロの娘は自分をきれいに見せたいものらしく、また男の子も自分を格好よく見せたいものら…

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第16話:I was born

親と喧嘩したとき最後の捨てぜりふに、「生まれたくて生まれて来たんじゃねえ」などと言ったこ…

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第14話:走る

「走る」などというタイトルはおよそ僕には不釣り合いで、運動という言葉すら最近は遠い存在になりつつあることを感じたりする。今の僕の姿を知っている人には信じられないかもしれないが、僕は走ることが割合に好きで、特に高校、大学時代には相当に走った。 高校時代には、部活動の練習自体は無論のこと、冬の早朝には狩野川の堤防を走ってみたり、休日の部活動は家から走って学校に行ってみたり、引退してからも勉強がうまくはかどらずにむしゃくしゃすると走りに出掛けたりしていた。 例えば高校時代、マラ

第7話:生と死について考えてみたこと

■我が家の猫 猫が陽の当たる居間で昼寝をしている。わが家の猫はサビ猫という種類で決して美…

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