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土竜のひとりごと:まとめ記事:カミさんに遺す僕の物語

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これまでに書き溜めたもの、このnoteの「土竜のひとりごと」に書いたものを2000字程度の文章に整理してここに集めてみたいと思います。
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#生き方

土竜のひとりごと:目次

これまで書いたものを見直して整理しています。 貧乏性の僕はなかなか思い切って捨てることも…

空を飛ぶ土竜
3週間前
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第273話:恩師?にインタビュー

教育学部に進学した教え子が「母校の恩師にインタビューして来い」というレポート課題を出され…

空を飛ぶ土竜
5か月前
47

第267話:詩:母の生き方

母が熱中症で病院に運ばれたと 兄から連絡があった。 それほど大したことでなく済んだが、 血…

43

第259話:草を取るおばあさん

車を走らせていると、前の車に時々「いいもの」を発見する時がある。 ■「これは何?」と思っ…

30

第247話:あたりとおまけ

子どもの頃、当り付きのお菓子があって、よく買った。 オレンジマーブルガムとか、うろ覚えだ…

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第243話:つらいとき

僕は教員になってもう40年が過ぎました。初任から16年間は普通高校、いわゆる進学校に勤務して…

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第235話:ほんとうの顔?

去る2月19日は僕の61回目の誕生日だったが、生徒がお菓子をくれたその袋に僕の似顔絵が書かれていた。 こんな感じに見えるらしい。似ているような気もするし、そうでないような気もする。若く見える?と自分では思っているのだが、最近、生徒にはジジイ呼ばわりされることが多くなった。 「顔はその人を表す」と言うが、それはその人の「人格」が顔に現れるということを意味するのだろう。 僕らは自分がひとつの「人格」を形作るために知見や経験を積み本当の自分を見つけようとしてきた。いわゆるアイデ

第234話:ぽつんと一軒家

日曜の夜は「ぽつんと一軒家」を観る。カミさんは「イッテQ」を観たそうなので、何となくたま…

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第228話:多様性について考えてみたこと②

■ ただ、僕は、そうした考え方の広まりや営みを画期的な革新と思いながら、一方で、この「多…

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第227話:多様性について考えてみたこと①

■ LGBTの問題は僕の勤務する田舎の学校にも波紋をもたらすようになってきていて、数年前に「…

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第200話:未知という魅惑

1年生の現代文の授業は楽しい。少しこちらが説明した後で「これ、どう思う?」と投げかけると…

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第192話:他人から他者へ

不思議なことに、カミさんは猫の気持ちを代弁する時に、それが人であれば本人と言うべきところ…

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第155話:れんげみち:父の死

その日 僕の道を 陽があたたかく照らしていた 春が春らしく輝き始めた 田んぼのあぜ道 れん…

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第141話:人が山に登る理由

僕がまだ学生の時、友人と飲んだくれて終電もなくなり、近くの後輩の下宿に転がり込もうとした夜のことだった。 近くといっても歩いて1時間以上もあったのだが、酔っ払っているから距離は気にならない。深夜、いい気持ちで歩いていると道端に大売り出しの大きな赤いノボリバタが立てかけてあった。見渡すが、近くに商店もない。 「こいつはいい」と僕はその赤いハタを担ぎながら、時々は振り回したりなどして気分良く歩いていたのであった。 すると、向こうから警察官が二人歩いて来て僕を見とがめ「何かね、