第126話:「古池や」と言葉遊び
高校の頃、先生にいたずらを仕掛けるのが好きなSという奴がいて、いたずらをしては先生を困らせて喜んでいた。
甚だしく古典的だが、教室の入り口の戸に黒板消しをはさんでおいたり、黒板のチョーク受けの前面にチョークを塗っておいて、先生の服が汚れるのを楽しんだり、チョークをボンドでくっつけて取れなくしておいたり、赤いチョークの周りを白いチョークで塗っておいて、白だと思って書いた先生が赤い字が出てきたことに驚くのを喜んだり・・。
先生も老練な方が多く、怒るでもなく、むしろそれを楽しん