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教務主任

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2023年4月の記事一覧

教務主任日記 19日目 -新たな提案をするとき①-

新たな提案をするときには一定のハレーションが発生する。
それをいかに最小限に抑えるかというのはとても重要になる。今まで、本来の「総合」を取り戻すために新たな名称の時間を年間で35時間確保すること、GIGAスクール構想の実現として貸与PCを初日から生徒に配布し細かな制限をつけないこと、AIドリルを導入しワークの副教材の購入の廃止などハレーションを生みそうな議題を教務主任とは違う立場ではあるけれども実

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教務主任日記 18日目 -留守番電話の設定-

かねてよりの懸案材料だった留守番電話。
実は数年前に学校便りで留守番電話を設定すると発信していたが実のところ設定していなかった。

当時のお便りでは
朝0700〜2000以外は留守番電話にすると言うお知らせだった。
しかし、0700は勤務時間のはるか前。2000は勤務時間のはるか後。
設定を変える必要がある。
そのため、0800〜1900以外は留守番電話にするという提案をした。
ただし、部活のある

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教務主任日記 16日目 -月間行事の注意点-

月間行事予定を立てるときに、昨年の予定表を確認して漏れがないか見てみたり、エクセルの字切れが無いかを確認するという事も大事なことだけど、教務主任にならないと知らなかったのは校長の出張日を事前に把握して、その日を会議日にならないように設定すること。調整してるんだろうな、というのはわかってたけど1年間の校長の出張日を渡されて、それを確認しているというのは知らなかった。

出張日を知ると言うのは日付だけ

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教務主任日記 15日目 -職員室をポジティブに-

教務主任になって約2週間。
少しペースを掴めるようになってきた。

教務主任は何かを成すのではなく、何事もつつがなく進行出来るようにする、が本質的な業務なんじゃないかな、と感じるようになってきた。

担任が動きづらいなぁ、とか学年としてやりづらいなぁ、と感じるムーブを時間や行事の打ち方で解消してあげること。

例えば、放課後にすぐ部活に行く人、職員室で仕事をする人、生徒対応をする人、会議に入る人な

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教務主任日記 14日目 -職員会議の工夫-

[前年度]
提案資料は教務主任に紙で提出し、教務主任がそれをまとめてPDFを作成し、それをもってペーパーレスで職員会議資料とする。

[今年度]
提案資料はPDFで指定フォルダに担当者は格納し、ファイル名は事前に指定されている会議目次の番号及びタイトルをつける。また、提案資料には必ずヘッダーにファイルパス(ファイルの保存場所)をつけること。

職員会議で出てくる資料というのは多くは今後の職員の動き

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教務主任日記 13日目-全国学力学習状況調査前-

全国学力学習状況調査[以下、学状]についての事前事務は一通り終わった。
具体的には
4月3日 システムに入り確認返信
4月3日〜 学校調査アンケートの回答
4月5日 実施要項を職員会議で提案
4月17日[調査前日]調査問題到着
    問題仕分け
    試験監督者と打ち合わせ
の流れ。
初めてのことだから何か落としてないか、心配でたまらない。だけど、まあ仕方ない。
それよりも、話すこと調査が心配

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教務主任日記 12日目-予算申請-

教務として必要だと考えられるものの主とするところは儀式的行事での物品の過不足

•国旗や市旗、紅白幕の洗濯は必要か
•証書を置く盆は問題ないか
•演台等に小破修繕の必要はないか
•看板の修理等は問題ないか

準備片付けをした担当者や管理職などに直接聞いて確認していく。

どうやら盆の交換が必要だと言う話になった。たかだか盆なのに高いなー。

あと、自分としては必要だと判断したのはモニター。職員室に

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教務主任日記 11日目 -全国学力学習状況調査-

全国学力学習状況調査[以下、学状]は前年度から教務主任には色々なタスクがある。
それは前任者がやってくれてるんだけど、新年度になると調査アンケートがあって約100問。
それが4月3日からある。
この辺は誰も教えてくれないから自分で考えてやらなきゃいけない。
こういう仕事が多いのが教務主任なのかな。

こういうって言うのは、通知文書をよく読んでタスクを理解してやってく仕事。前任者も、教務主任は孤独な

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教務主任日記 10日目 -副担任の在り方-

身体計測や学級組織作りなどのための時間を過ごしていると副担任の動きが本当に種々様々なんだなー、と感じる。
というか多くは職員室でまったり過ごしてる。
担任は教室で戦ってる。副担任は授業の準備をしたり、自分の仕事をしたり。

夕方になって残ってるのは担任ばかり。
そりゃ、担任帰れないわな。

みんなで一緒に非効率に苦しもうとは思わない。でも、若手の指導に不備があった場合はそれをあげつらうのはベテラン

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教務主任日記 9日目-離退任式-

今日は離退任、これもつつがなく終わり、生徒会主催の対面式も済み、大きな儀式はこれで終わり。

前任の教務主任からは、学校全体を動かしているという楽しさがある、と聞いていたけど、まるでそんな事はない。
もしかしたら、悪い意味ではないけど支配欲の強い人ならそう思うのかもしれない。ただ、自己評価としては、どんな場面でもNo.2が1番しっくりくるタイプ。前面に出ないで裏回しをするのが合ってる。そういう意味

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教務主任日記 8日目-入学式-

着任式、始業式、入学式。
大きな儀式的行事が立て続けにある初日。

つつがなく儀式を進めることだけに注力。
着任式、始業式は問題なくクリアして入学式準備。
会場準備の担当が想定より明らかに遅い動き。
これはマズイ、指示を代わろうか、任せたからには腹を括るか、考えているだけで辛くなって来たので昼食を食べに職員室に逃げ込む。
もし食べ終わって終わる気配すらなかったら変わろう、と腹に決め昼食を終わり、体

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教務主任日記 7日目-職員出勤日その2-

いよいよ明日から始業式、入学式。
そのための準備に充てられる1日。
昨日の出勤日は着任者に学校の概要を確認するものだけど、今日はちと違う。

午前中は部会などをやって午後は実動する。
本校の場合は午後に体育館のシート引きと紅白幕を準備しちゃう。
理由は職員の経験が浅い人が多いため、入学式当日の準備では入学式の受付時に間に合わない可能性があるから。
それにしても、教務主任というのは色々な人から声をか

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教務主任日記 6日目-職員出勤日-

たぶんどの学校もドタバタする職員出勤日の1日目。
うちの学校の1日目は
①あいさつ、着任者紹介
②机の移動
③新年度の流れの確認などの打ち合わせ
④生徒指導、特別支援研修
⑤デジタル研修
⑥学年会
になってる。
毎年、時間に追われながらやってる流れだけど、今年は時間が押しまくり。
理由は机の移動で職員室のレイアウト変更をしてるときに、指示役の部署の中で内紛勃発。俺は聞いてないとか、ごちゃごちゃして

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教務主任日記 5日目-時間割作成-

教務主任の主たる業務は行事予定の作成と時間割の作成なんじゃないかな、と勝手に思ってる。まだ、この仕事を始めたばかりでわからないけど。

時間割作成は

を使用してる。正確には教務部の中の人にこれを使って原案作成をしてもらって最後に自分が調整する感じ。
時間割作成はどの教員も一度は経験した方がいいと思ってる。教育課程の構成を理解できる作業だし、時間割に文句を言うよりも作ってくれた人への感謝がもてるよ

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