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地球単位で考える時代

地球の生命体系は水の循環によりすべてつながっている。
海や川に猛毒となる化学物質を放出することは、その水の循環でつながっているすべての生命体系を破壊し、生き物の住めない惑星にしてしまうことになる。

核兵器を打ち合えば人類が滅びるというのは想像に難くないだろう。
しかし、海に猛毒を放出することでも人類は滅びる結果になる。

海に入った毒素は小魚から大きな魚へと生物濃縮される。その魚を食べた子供たちの体の中にも毒は蓄積されていくのだ。
そして、地下水から木々に吸収され木は枯れていく。

海は広いし、少々汚染されても自浄作用で綺麗になると思ってしまいがちだ。
しかし、「塵も積もれば山となる」という言葉通り、一人、もしくは一企業、もしくは一国が出す汚染は大きくはないかもしれない。しかし、それが他の人、他の企業、他の国が同じことをすれば、当然、大きなものになる。数の力は侮れない。

自分単位、一企業単位、一国単位だけで考えていい時代はもうとっくに過ぎている。
正しく今の状況を認識するならば、私たちは地球単位でものごとを考えて、行動していかなければいけない。

そういう状況に今、私たちはいる。

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