良心
79年前にあった戦争。
今もウクライナやパレスチナのガザ地区で戦争が続いている。
栗原さんの実体験から記事が伝えている、この言葉に心が震えた。
原爆投下直後と言えば、極限の状態。
そんな極限状態の中で、国も宗教も違う人たち同士が助け合うことができたという。
これが事実だということそのものが希望のように感じた。
いかに愚かな戦争をしていても、
それに巻き込まれて苦しんでいても、
生きるか死ぬかの極限状態にいたとしても、
そんな時でも、私たち人間の根底には、
分かち合い、助け合うことができる、心があるということ。
それを証明してくれている。
私たち地球人類は、戦争という愚かなこともしてしまうような、まだまだ学びの途中にいる人類なのかもしれない。
そこだけを見れば、人間とは愚かだと思ってしまう。
だけど、戦争のさなかでも、震災のさなかでも、苦しんでいる人たちのために頑張れる人たちがいる。
それは特別なことじゃなくて、誰もが分かち合って、助け合える「心」をもっているから。
どんな人にも良心がある。
すべての人間には「良心」が備わっている。
そして、それは理想論でも、キレイごとでも、絵空事でもなく、79年前に現実にそういう人たちがいたという事実がある。
その事実は、私たちに希望を与えてくれる。
性善説という言葉が示す通り、私たち人類は、本来、分かち合い、助け合って生きることができる存在なのだ。
自分の中に備わっているその心、それを私たち一人ひとりが選び取るかどうかだけなのだ。
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