見出し画像

9.中学校の友達6[A.N]

彼も他の友人とは系統が違う。
あえて繋がりがあるとすると、I.Kと同じ小学校だったというくらい。

もしかしたら三年間同じクラスだったかも知れないが、中学校の時はあまり絡みが無かった。

どちらかと言えば大人になって、電車で再会してから話しをよくするようになった。

彼は、アキオと呼ばれていた。まあそのまんま。

彼は、中学校の時はあまり目立たないいじられキャラみたいな感じだったが、高校生の時に見かけた奴が居て、なんだか陽キャにイメチェンしていた様だと誰かが言って居たような。

彼は遊園地に就職したので、何度かタダ券を貰って、彼の仕事を見に行ったことがある。

園内を周回する機関車の運転をしたり、観覧車の案内をしていた。

中学校の時に一緒に遊んだ記憶が無いけど、18くらいの時に、そいつの知り合いのババエと、ウエダ(魔女みたいに鼻の高いやつ)と四人で車で海に行ったことがある。

まだ海水浴の季節ではなかったが、砂浜に行くと女子が二人居たので声を掛けようということになった。

魔女みたいに鼻の高いウエダはノリノリだったが、ババエとアキオは行けずに離れて観察していた。

仕方ないのでウエダと二人で声を掛けたが、意外と若くて5才くらい年下だった。

奈良から来ただの訳わからない自己紹介して、(怪しいものではありません的な)(笑)

ウエダは、度胸試しやとか言って頑張って喋っていた。確かに二度と出会わないから、恥ずかしくもないはずだが、あの頃は勇気がいったものだ。

完全にアキオバナシから脱線したが、インパクトのあるエピソードだからしょうがない。

アキオは大人になってからは、よくスキーに行っていたので、一緒に行くことがあった。

中学校の時とは随分変わったなと思った。いい意味で。

遊園地が無くなってから、花園ラグビー場勤務になって、ゴルフ場ではたらいている話は風の便りで聞いたが、彼は今も地元にいるのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?