山に登り始めた頃の話
最初に意識的に山に登ったのは八ヶ岳連峰の赤岳に登ったのが最初になる。
地元が奈良だったのもあり、遠足や林間学校がらみで登山やハイキングが日常にあった。
とはいえ、地元に住んでいた頃は、全く山に登ろうという気がなかったので、未だに奈良には登っていない山がたくさんある。
山に登り始めたのはなぜ?
今考えるときっかけはなんだったんだろ。
登り始めた翌年からは関西から行ける範囲の100名山を片っ端から登り始めた。
多分その頃は、声を掛ければ一緒に登ってくれる人が居たからなんだろう。
きっと一人で山に行くほどストイックではなかった。
あるときは、5日連続登山。
あるときは、登山前から、雨の中。
あるときは、一泊二日の工程を日帰りで。
あるときは、登山口で荒天で、数100km離れた別の山に移動した。
100名山を制覇した数が増えるにつれ楽しくて仕方なかった。足もどんどん鍛えられて歩くスピードも増していった。登りでほとんどの人を抜かし、下りは走るように降りていった。
思えばあの頃は、年末年始も九州に遠征したり、一睡もしないで山に登ったりしていた。
だけど装備は、粗末。
【その頃の装備】
ホーキンズの登山靴もどき。
ザックはアルペンの訳わからん奴。
テントもツーリングテント。
カッパは安物。
食糧は、サトウのご飯とレトルトカレー。
シングルバーナーは、火力不足のカセットボンベ式。
Tシャツは、汗でべちゃべちゃになるただのシャツ。
パンツもただのチノパンやGパン。
かなり山を舐めていたものだ。
お金や装備が粗末でも体力でカバーできると本気で思っていた、あの頃。。。
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