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就職面接の鉄板 「Behavioural Questions」とは

私の経験上、海外の(エアラインの)人事面接では「Behavioural Questions」による質問が大半を占める。

「Behavioural Questions」とは、簡単に言うと

「過去に、こういう状況になった経験談を教えてください。その時あなたはどう対処しましたか。」

というフォーマットによる質問である。この手の質問は、とても注意深くデザインされていて、面接を受ける側は以下の「S.T.A.R. method」によってストラクチュアルに返答するのが望ましい。

S.T.A.R. method

  • Situation: What was the situation?

  • Task: What was the task I needed to complete?

  • Action: How did I act?

  • Result: What was the outcome?

要するに「自分がどんな人物か」を客観的に説明するために、あるストーリーを提供し、そのストーリーの中で自分がどんな風に「行動」したかを説明するのだ。質問者は、その人物のどんな能力を知りたいかによって、色々と質問を選ぶことができる。例えば、

Communication (上司と意見が合わなかった経験を教えてください)Leadership(チームを率いた経験を教えてください。)
Problem Solving(なにか失敗をした経験を教えてください。)
Honesty(ルールを破ったことがありますか。)

といった感じだが、経験だけをただ羅列するだけではなく、自分がそこでどんな風に行動し、何を学んだか、という肝心要のところまで言う必要がある。

だから、エアラインの面接に臨むためには、過去に体験した全ての経験を財産にする必要があって、逆に言えば、今逆境にいる場合はその時のネタを仕込んでいると思って意図的に行動するのが良いだろう。最も大事なのは、

「あの時、自分はこのように行動し、こんなことを学びました。」

と、面接の日に言えるようにすることだ。

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