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「自分軸で生きる」とはどういう状態か?

「自分軸を持って生きる人になりたい!」

このような思いを持って、自分のキャリアや生き方について考える人は多いのではないでしょうか?

もちろんぼくもそのうちの一人です。

一方、そもそも自分軸で生きるとはなんなのか、ということは結構疑問に思うのではないでしょうか?

そこで今回の記事では、自分軸で生きることの定義について、ぼくなりの考え方を書いてみようと思います。


「自分軸で生きる」とはどういう状態か?

ぼくがこの問いに一言で答えるとするなら、

「迷うことなく生きている状態である」

という定義をします。

自分軸で生きている人は、何か選択肢が目に入った時に、それが自分のやりたいことやビジョンとマッチするかどうかを考えます

そして、それにマッチするならやる、マッチしないなら断る、という意思決定をすることができます。

極端にいうと、選択肢がちらついた時に

「これだけは絶対にやりたい!譲れない!!」

という確信を得られないものはやりません。

僕の場合、ビジョンは

「統合に向かって生きることが当たり前の社会を創る」

というものがビジョンですから、それにマッチしないものはやりません。

ちょっとやってみて違うなと思ったら、早い段階できちんと本音を話して辞退します。

そしてそれを繰り返していく中で、徐々に自分のビジョンにマッチしているか否かのセンサーが鋭くなっていきます。

こういう風に、自分のやりたいことに関する「直感」を磨いていくと、より生きやすくなっていく感覚があります。


やることの整理より、やらないことを整理しよう

日々生きていると、面白そうな選択肢がたくさんちらつくと思います。

特に、社会的に価値が高そうな案件が舞い込んでくると、認められた感覚が嬉しくって、ついついイエスマンになってしまうこともあると思います。

ぼくも、

「全国3000人規模のキャリア支援団体の本部メンバーになりませんか?」

「社会的な成功者が集まる大規模イベントのリーダーをやりませんか?」

「起業経験として、立ち上げ期の社団法人の理事をやってみませんか?」

実際にこういったお話をもらって、「認められてる感」がついつい嬉しくなって反射的に「やります!」といってしまった経験があります(笑)。

でも最終的に、僕はこの3つともすべてきちんと本音を話して、お断りさせていただきました。

それはなぜか?

理由はシンプルに、「win-winな関係を築けていないから」です。

自分は、承認欲求に突き動かされただけで心の底からやりたいことではない。

相手サイドは、やってくれる人が承認欲求でしか動いていないので、いつモチベーションが切れるか、いつ他の案件に浮気されてしまうかわからないというリスクがある。

ここから分かるように、この取引は明らかにwin-winが築けていないのです。

でも、断る勇気がなかなか出ない、、という方もいると思います。

自分も断ることが苦手だったのですが、いざきちんと本音を話してお断りしてみると、意外と関係性は悪くならないんです。

むしろ、きちんと自分の考えを持っている人として評価していただき、他の案件が回してくれたりと、応援して助けてくださることもあります。

断ることは怖いことではありません。

きちんと自分の心に向き合って、「これだけは譲れない!!」というものだけに取り組みましょう。

何かをやる選択をすることは、同時に何かをやらないという選択をすることです。

本質的なことだけに時間を割くため、自分の時間をしっかり守っていけるといいのかなと思っています。


チャンスはバスのようなもの

これはぼくの好きな『The Third Door』という本に出てくる言葉です。

チャンスはバスのようなもので、定期的に訪れます。

なので、焦ってやみくもに飛び乗る必要はないのです。

ただ、大事なことが2つあります。

1つは、乗りたいバスが来た時に、すぐに乗れるよう乗車券を準備をしておくこと。

ここでの乗車券は、チャンスをくれた人から認められるために必要なもので、個人的には周りの人からの信頼に当たるのかな、と思います。

もう1つは、どのバスに乗りたいのかをきちんと把握しておくこと。

間違ったバスに乗ってしまうと、行きたくもないところに連れて行かれてしまいます。

みなさんは、行き先が違うバスに、豪華な見た目をしているからという理由で乗ることはありませんよね?

人生もそれと一緒だと思います。

自分のビジョン(=行き先)とマッチしていないのに、社会的に価値が高そうな案件に飛びつくことは、まさに行き先の違うバスに見た目が豪華だからという理由で乗ることと一緒ですね。

自分が行きたいところに連れていってくれるバスに乗るためには、まず自分が行きたいところ、つまりビジョンを明確にする必要があります。

まずは信頼を貯めること、そしてビジョンを明確にすること。

それが自分の乗りたいバスに乗り、理想の人生を歩んでいくための方法だと思います。


まとめ

いかがだったでしょうか?

この記事での学びをまとめると、

・自分軸で生きる状態とは、迷うことなく生きている状態のことである

・やることの整理より、やらないことの整理をしよう

・チャンスはバスのようなもの。乗りたいバスが来たときにすぐに乗れるよう、信頼を貯め、ビジョン(=行き先)を明確にしよう

この記事がみなさまにとって一つでも学びになれば幸いです!

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