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「地に足つけて」前に進んでいこう

世の中の「成功者」のように、
ひとっとびの人生を歩もうと必死になってきた。

サードドアを叩いて、誰もが羨む人生を、
最短ルートで掴み取ろうと妄想ばかりしていた。

でもそれは虚構だった。

人生に近道なんかないし、
地に足つけて目の前のことに没頭できないやつが、
成功するわけがない。

人一倍恐れが強いぼくは、
めざましい成果を出す周りの活躍を見て、

「もっと自分も仕事で成果を出さなくては」
「起業のようにわかりやすい実績を作らなくては」と、
つねに焦りを感じていた。

もっと他の選択肢を取れば、
自分はひとっとびの人生を歩むことができるんじゃないかって。
すべてを「環境」「選択」のせいにしていて。

だからこそ、今の選択に集中することに恐れて、
他の選択肢を探し回っては、これかなと思ったものに飛びつく。
そしてそれも違うなってやめて、を繰り返して。

目の前のことに集中することに自信がもてない。
それはつまり、自身への信頼が欠如してる証。

でも、それは違うって気がついたんだ。

ひとっとびの人生なんて虚構だ。

憧れていた世界は、
目の前のことに、真剣に取り組み続けた人だけが、
見ることのできる世界なんだ。

1%のやりたいことを実現するためには、
99%のやりたくないことを受け入れなくてはならなくて。

自分の都合とか色々あるけど、
それもすべて投げ打ってでもやり抜くような、
「凛」としたプロとしての覚悟が必要で。

目の前のことに、
地に足つけて丁寧にこなしていくことだけが、
自分を何者かにしてくれるんだ。

自分自身の人生が、
素晴らしいものになることへの「信頼」。

他人の成果を見ても、
焦らず、恐れず、尊敬の念を抱く「謙虚さ」。

焦りや恐れからジタバタすることなく、
地に足つけて今の選択に集中する「落ち着き」。

100%他人にベクトルを向ける、
「凜」としたプロとしての「覚悟」。

目の前のことを、
楽しさを感じながら全身全霊で取り組む「狂気」。

落ち着いて、
地に足つけてやってこう。

どんな環境にいったとしても、
目の前のことにひたすら丁寧に取り組むことを心がけよう。
そうすれば、必ず道は拓けるはずだから。

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