そらQラジオ

そらQラジオ【text】第26回(2020年2月24日)こんなときだからこそ!リモートワークを語ろうぜ①

そらQラジオ【text】ではラジオの内容を整理してお届けします。第6週目は、コロナウイルスの感染が拡大しているこんなときこそ、リモートワークに目を向けようというお話です。(永:永山、田:田鹿)

<要点メモ>
・イベントキャンセルは早急で適切な対応が必要
・個々人の違和感が同調圧力に消されてしまうシステムが存在
・リモートワークでピンチをチャンスに!
・三種の神器:オンライン会議・チャットツール・クラウドサービス


イベントキャンセルは早急で適切な対応が必要

永:先週はコロナウイルスがついに九州に上陸して、鹿児島マラソンや鹿児島ラーメン王決定戦が中止になりました。鹿児島ラーメン王決定戦は前回、3日間で18万人を動員したビッグイベントですが、これが中止になって起こった大きな問題は食品ロスです。命に関わる感染症だから仕方のないことですが…。
田:参加費無料のイベントはまだなんとかなりますが、ラーメン王くらいになるとかなり被害も莫大ですよね。
永:そうですね。参加費無料のイベントにしても、ホテルや旅館、飲食店に影響が出ます。事前に辞める時に辞める、と早めに言えるかが誠実さの一つだと思います。主催者が判断を引き伸ばすほどキャンセルにかかるコストが大きくなり、打ち手のオプションが減りますからね。

個々人の違和感が同調圧力に消されてしまうシステムが存在

永:コロナウイルスに対する厚労省の対応は、職員一人一人は違和感を感じてると思います。だから誰をdisることもできないですね。ダイヤモンドプリンセスに乗っていた検査官か検査を受けるっていうオペレーションが組まれてなかったという問題がありましたが(→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200225/k10012300731000.html リンクは2020/3/9時点有効)、こうならざるを得ないシステムがあるのは感じます。
田:太平洋戦争に突入した日本も同じ環境だったと思います。個々人だとアメリカには勝てないって思いがあるものの、大きいシステムの中だとやるしかないって同調圧力に消されてしまうんです。
永:今こそ「失敗の本質」(戸部良一ほか著)を読み返すべきですね。この本に書かれている「戦術・戦略を議論する時に川上から把握すべし」って本質的ですが、アカデミズムの議論がなかなか実地に降りてこない、ひとつの壁になってるなっていうのもこれを読んで思いました。

ピンチをチャンスに!リモートワークの可能性に注目

永:コロナウイルスの猛威が目の前に迫る中、鹿児島に拠点を持つGMOペパボが所属しているGMOグループは、在宅勤務に一斉に着手し始めました。つまりはリモートワークですね。計4000人が在宅勤務を始めていて、3週間経ったが業績への影響はほとんどないという報道が出ていました。
田:リモートワークが注目される風潮だからではなく、そうせざるを得ず追い込まれているということですね。
永:この状況を考えると、ちょっと待てよ?オフィスっているのか?社員のほとんどが東京に住んでる必要ってどのくらいある?みたいな話が出てきそうですね。リモートワークに関する知見が全国で急激に積み上がってくるっていうのはピンチの中でも大きなチャンスだと思います。

リモートワーク三種の神器:オンライン会議・チャットツール・クラウドサービス

永:リモートワーク三種の神器について話しましょう。1つ目はオンラインミーティングツール。そらQラジオではZoomを使っています。オンラインミーティングは2006年頃Skypeビデオ通話から始まり、messengerやLINEの通話、Googleハングアウト、Zoomと様々です。2つ目はチャットツール。LINEやmessenger、ここ5,6年はSlackがよく使われています。3つ目がテキストや表をオンラインで共有するGoogleスプレッドシートやGogleドキュメントなどのクラウドサービスですね。今週は足元から取り組めるリモートワークについて話していこうと思います。


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