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拝啓お母さん様、(仮)落ちてる娘から伝えたいことを書き留めます

私はお母さんと仲が悪いとは思わない。でも、どこかぎこちなさというか、お互いに別の人間なのだから性格の違いがあり、はっきり言って相性というどうにも避けられない人間同士の本能的なものがある。その部分を本人にもよく言っているけれど例えとして同級生だったら絶対に友達にならないタイプ。私は母と似ているところがもちろんあると思う、でも全く逆の生き物だとも思っている。


私の母は、後先考えず言葉を発するタイプでなかなかの筋金入り自己中心的な性格だ。昨日まで大嫌いだと言ってはねのけていたものを翌日には平気で大好きだと言える素直さは長所でもあり、「大嫌い」という主観で決めつけた発言を絶対にしないと決めている私にとっては苦痛な時も多々ある。


この母から生まれた私なのだけれど、私は結構心が弱い。


最近、夜は全然眠れない。でも一度眠ると今度は寝すぎてしまう。よくわからない時にボロボロ涙が止まらなくなった時に「ああ、やばい」そう思った。


私いま、うつ病に近い心の状態なのではないかと。


意地でもなんでもなく、心療内科へはいっていない。だからタイトルは(仮)鬱娘。自己診断でうつ病を名乗って申し訳ないけれど、私は結構薬に依存しやすいタイプで、この状態で心療内科に行ったらきっと何かしらの薬を処方されてしまう。こういう自己診断がよくないということはわかっていても、どうしてもいま薬を増やすことは避けたい。だから(仮)の状態で話を進めようと思う。


あのね、お母さん。私いまもう26歳なんだけど、お母さんの一言ひとことがダイレクトに突き刺さってしまうから、「気にしすぎ」という一言で片付けないで、一言にちゃんと責任を持って欲しい。いちいち気にしないの、そういうお母さんは気にしないですむのかもしれないけれど、気にしてしまう人間もいるということを知って欲しい。そういう心を持ったのが、あなたの娘なのだから、結構身近でしょう。


お母さんみたいに、相手に思ったことをちゃんと言えることはいいと思う。その時の感情の起伏をまま相手にぶつけられる直球も時には大切だと思う。でも、言われたら言われたままで、言い返せない人間もいるということを知って欲しい。たった一言言われただけで、喉の奥が熱くなって何も言葉が出てこなくなってしまう。その場で言い返せ、と思うかもしれないけれど黙ることが心を守る鎧だから、それができないの。


ねぇ、私さ、仕事を辞めてからこれからどうするかをコーヒー飲みながら正面から話そうとした時があったよね。

「前の職場での先輩や上司との関係がやっぱりすごくストレスだった。だからできるところまでフリーランスのライターとしてできるか挑戦してみようと思う」

その時に「家にお金さえ入れてくれればなんでもいいよ」

これであの時の会話は終了したけれど、一旦は「お金さえ入れれば」という挑戦の自由を手に入れた気でいた。


でも、なかなかうまくいかなくて試行錯誤をしていた。部屋に引きこもってパソコンと向き合う日々を悶々と過ごしていたそのとある日、お茶を飲みにリビングへ行ったら「引きこもり、ただのニートじゃん」イライラした声で、そう言ったよね。


お母さんのひとことの「せい」にすることは何もない。でも本当に聞こえるんだよ、パリーンっていう感じの音。実際はパリーンではなかったかも。ストン、何かが終わったのか壊れたのか、誰もいない家のなかで灯りもつけずにただ時間が刻々とすぎていくだけの無の時間。眠れずベッドの上で朝の6時になる時計を黙って見つめるのもどうでもいいや、とゆらゆら揺れる頭が余計に思考を鈍らせていった。


メンヘラじゃん、自分でそう思う。でももうどこから手をつけていいのかわからない。


企業に勤めていないと働くってことにならない?会社に勤めて私を育ててくれた両親だから、その考えがわからなくもない。そもそも私は実家でまだ暮らしているのだから、その理解を得られないなら一人暮らしして自分で生計を立てるべきだと思う。


でもね「家にお金さえ入れれば」といったのはお母さんだったんだよ。私が挑戦している内容を聞かなかったのはひとつの自由の形だったけれど、時間が経ってそれは無関心という形に変形してしまったのかもしれないね。


だから、という訳ではないけれど今転職サイトを見るようになった。働きたくない、とも思うけど働いて自由に使えるお金が欲しいのも事実だ。だけどね、やっぱり企業を探していると怖いんだ。セクハラやパワハラ、たまたまそういう人たちが先輩と上司にいただけなのかもしれないけど、本当に気持ちが悪かった。平均年齢とか男女比率とかをみてしまう。


挑戦して結果が出ていないこと、自分で「ニートやってます」というのと訳が違うダメージだった。ねぇお母さん、その言葉発したこと覚えてる?せめて覚えていて欲しい。そして思い出してほしい、その時機嫌、悪かったよね。機嫌のままにその言葉が、本音だったのだろうけれどポロリと出たんだよね。その機嫌の悪い原因は、私でしたか?もしそうなのであれば、その原因を突いてください。もしそうでないのであれば、それは八つ当たりと言います。


今の私は、八つ当たりまで消化できるほど心の健康状態がよくありません。うつ病の診断はいらない。うつ病だと診断された多分起き上がれなくなってしまう。でもこういう状態だから、というバリアは張らせてもらう。ね。


同じ屋根の下で住むお母さんへ、イライラさせてるよね。私への扱いに困っているよね。本当にごめんなさい。でも私も家での居場所が迷子です。心の病気に逃げるつもりはないけれど、正直今はとてもしんどいということをお伝えします。どうしていいか、わからないの。もう少しだけ、思考の猶予をください。追い討ちをかけているつもりはないと思うけれど、今は少しだけ、クッションを挟んで欲しい。お豆腐メンタルだから、お母さんが思っている以上にひとことひとことがダイレクトにお豆腐を貫くことを知って欲しい。


これは、お母さんの娘であると同時に、お母さんとは違う性格と思考回路を持ち合わせた一人の人間の取扱説明書です。弱くてごめん、少しずつ強くなる。でも一気にはどうやら難しそう。


責めているわけではないよ、今までだんまりをしてしまっていただけで、いつか伝えたいと思っていたお母さんとは違う人間であるという話を今日、たまたま今日伝えてみようと思って自己中心的に書いてみただけ。

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