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ファシリテーターは文化を伝える・文化を創る ~Raise your flag 体験記その1~

先週始まったRaise your flag(Raise your flagとは何か知りたい方は前の記事に)。実はこのnote投稿こそが自発的な宿題の一つ。義務ではありませんが、とても自分のためになることです。

Raise your flagコーディネーターのお一人Daichiくんが「インプットはアウトプットに規定される」と言っていました。私の好きな知識創造経営でも「得た情報を言葉にすることで自分の知識にしていく」とされています。言葉にすること、特に人に説明することで、情報だったものが自分の知識として深まっていくんですよね。

note用に書くのはなかなか時間かかりますが、何とか続けていきたい!と思っています。

それでは早速、Raise your flag第1回で心に残った学びをシェアしていきたいと思います。

1.セミナー当日までに安全安心な場所を作っちゃおう

前回の記事に書きましたが、私が参加を決めた決め手の一つは、申し込み前にコーディネーターのお一人Moppyと話して安心できたこと。そう、この人の開催する場だったらきっと大丈夫と思えたことです。

Raise your flagの第2回の話にもありましたが、「場」が安心安全であるということは本当に大切なことだと思います。

第二回講座ファシリテーションの4要素_200920_13

私は研修づくりを専門にしています。が、講師ではなく、数多くの講師に講義依頼をして一つの研修にまとめていくという役割を仕事としています。そのため、講義はしませんが、講義に同席します。同席した数はもう数えきれないほど。数多くの講師と講義を見てきました。

その結果、あることに気づきました。それは「学ぶ場は安心安全な場であること」。つまり、研修参加者が「この場所ではどんな些細なことを質問してもいい」「自分が知らないということを講師や他の人から馬鹿にされない」「どんな無謀なアイデアを出したっていい」と思えることです。この雰囲気がある時とない時では参加者から出る質問・コメントの数が格段に違います。

Raise your flagの場合、受容環境づくりをとても大切にしているのだと伝わってきます。ここまで大事にしているチームには出会ったことがないかもしれません。

申し込み後、LINEグループが開設されました。さらに、LINE内で自己紹介をすることに。「めんどくさいし、いきなり自己開示はちょっと勇気いるな~」と正直思いました。が、最初にコーディネーターの皆さんが投稿してくれた自己紹介を読んでいると、「あ~こんな人たちなんだ」とほっとした自分に気づきました。

会う前に自己紹介って大丈夫なの??と思いましたが全くそんなことは無く、むしろ参加者がどんな人か事前にわかっているからこそ安心して参加しやすいんだと大きな気づきでした。自分の仕事にも取り入れていきたいと思います。

2.セミナーの「仕組み」だけじゃなく「文化」こそ説明しよう

セミナーには仕組みがありますよね。「目的」「日程」「講師」「内容」「提出物」「締切」など。そのセミナーを上手く回すために必要な仕組みです。学校にも仕組みがあります。「シラバス」「授業期間・休みの期間」「部活動・サークル」「学期末試験」などなど。

私たちは、そういう「仕組み」については、当たり前のように説明します。説明しなければならないと思っている。でも一方で文化についての説明は疎かにしがちです。

第1回で学んだことの一つ。それは文化をグランドルールとして説明すること

文化とは、例えば企業風土、校風と呼ばれるものです。その会社が、その学校が、その組織・コミュニティが持っているもの。

Raise your flagでは、Raise your flagというコミュニティとして大事にしたいグランドルールを最初に説明してくれました。仕事では、参加者に大切にしてほしいことが上手く伝わらないなと思っていましたが、そもそもちゃんと伝えていなかったということに気づきました。まずは私たちが大事にしたいことを決めて参加者の皆さんにも伝えていこうと思います。

3.Raise your flagのグランドルール

上述のRaise your flagのグランドルール。これが本当に素晴らしい!

第一回ガイダンス_200920_7

どれも「なるほど、なるほど」と思えるものばかりでした。

私にとって特に心に響いたのは「主体的な者がチャンスを掴む」。基本的に何かしようと思うとまず不安を感じる性格なのですが、その恐れを乗り越えて行動していきたいなと思っている今、励まされた言葉でした。

おもしろかったのは初めて聞いた話だったGive and Give and Given。アダム・グラント氏著の「Give & Take」によると、世の中の最も成功している人たちは他人にも自分にも与えることができる人だそうです(この話にご関心ある方は著書へ)。ここ数年フォローしているインスタグラマーがまさにそういう生き方をしているので納得感がすごくありました。

まだ始まったばかりなのに、すでに学びの多いRaise your flag。今後何に気づくことができるのかとても楽しみです。



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