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尊敬する経営者

ソフトバンクの孫さんが高校生に向けてカンブリア宮殿という番組で語った時の話。

僕は丁度みなさんの頃に決意して渡米したんですけれども、やっぱり若いということは、無限大の夢があって。自分の持った夢に、自分の人生は概ね比例する結果を生むと。

小さな夢だったら、その夢の範囲の中で80%達成できるのか、50%なのか。
だから夢はできるだけでかい夢を持った方がいいんじゃないかというのが、一つのアドバイス。

それから、その夢を達成できる人と達成できない人の唯一の違いは、その夢をどれくらい心の底から自分が達成したいと、凄い強い決意をし、夢の達成に向かって、恐ろしいまでの情熱で、努力をしたかということだと思うんですよね。

夢の大きさっていうのは、なにも金額的な大きさとかじゃなくてもいいと思うんですよね。
”世界一おいしいパンケーキを作れる人間になりたい”ということだって、でっかい夢だと思うんですよね。

”世界一上手にピアノがひけるようになりたい”これもでっかい夢だと思うし、”自分しか弾けない曲を作りたい”ということだって。

 ー 中略 ー

だからどんな夢であれ、夢を描き、それがある種の”自分の人生に対するビジョン”だと思うんですよね。

そういう自分の夢も明確に持たずに、自分の人生に対するビジョンも持たずに、ただ生きていくためにどっかで給料をもらいにいくと。
「でも今は現状それしか仕方がないじゃん」と言っている間に、人生あっという間に終わるから。あっという間ですよ。本当に。あっという間に50代になり、60代になる。

「そうはいうけど現実はこうだから」と言って、「目先の夢物語ばっかり語っててもダメだ、とりあえず目先の現実をふまえて…」とか言ってる人ほど、現実の世界から逃れられないまま、人生が終わる場合が多い。

現実が厳しいからこそ、自分の夢を、自分の人生に対するビジョンを、僕はしっかり持つべきじゃないかなと。

この後、「志し高く」という孫さん直筆のメッセージ(画像)がテレビに映し出されます。

なんだか、普段下っ端として幹事業に専念し、「根回し力」を最も重要スキルとされる会社において日々業務を行なっているのが、残念に思ったりもしました。

孫さんはご自身でも学生向けに財団(孫正義育英財団)を設立して、学生に奨学金を与えていますし。次の世代に対して、本当に真摯に接していらっしゃるなと思います。

少し話が、脱線しますが、ユニクロの柳生さんも奨学金をやっていたりします。7万ドルを20名の学生に4年間支給するという凄まじいプログラム。単純計算で一人28万ドルおよそ3千万円。20名なので、6億円を毎年財団から拠出しています。孫さんの奨学金も、柳生さんの奨学金も、実際に使われていて、米国留学中に奨学金があったから来れたという学生に会えたりもしました。

私も大学生の頃留学したかったのですが、家庭の事情で諦めていたので、同じような境遇の方がいらしたら、ぜひ奨学金に挑戦してみてください!!

話が逸れました。

孫さんや柳生さんは言うまでもなく日本を代表する経営者ですが、先日カンブリア宮殿を観ていたところ、塩野義製薬の手代木社長も素晴らしい経営者だなと思いました。

詳しいプロフィールはリンクを参照いただきたいのですが、何よりも「経営者が判断しないといけない」「選択と集中を徹底する」というような不動の経営理念と、それを実行して実績につなげていくという手腕は本当に素晴らしいと感じました。

手代木マジックとも称されるその経営手腕を持って、今年はインフルエンザの特効薬「ゾフルーザ」が「タミフル」や「リレンザ」に代わり市場を席巻すると思われます。ゾフルーザは一回飲めば良く、翌日には回復しているという脅威の薬です。なんでも、塩野義製薬は売上高営業利益率は業界No.1とのこと。株価も年々上昇しており、今度も好調を維持するのではないかと見込まれています。

その他にも、自己研鑽と向学のために若手経営者にお会いして日々色々とお話をお伺いするようにしているのですが、自分のチームで市場に立ち向かっていき、計画的に製品に開発投資をしながら利益を上げていく姿は、なかなか大企業の会社勤め社員には難しいものがあるなと思いました。





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