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『ディア・ファミリー』…………かわいい………
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よかったですね…この場合、どのように感想を書くのが失礼じゃないんだろう。
面白かった…。
娘のよしみちゃんの心臓に病気が見つかった。
完治は不可能…まず20歳まで生きることはできない。
大泉洋は全国を駆け巡り、アメリカにも行ったけど、よしみちゃんを治す術は見つからなかった。
じゃあ作ります。
人工心臓、お父さんが作ります。
医学…ド素人だけども!
様々な医療機関に頭を下げ、ようやく研究に取りかかることはできた。
研究所にいるタイプの松村北斗は、いち早く『不可能』と結論づけ、痛々しい大泉洋たちを見てられないと言い、その場を後にした。
実は、彼は独自の研究を進めており…。
よっしーは何度か体調を崩しつつ、入院もしつつ、懸命に生きていた。
病室では歳が近い女の子との別れも経験していた。
圧倒的エネルギーで研究に取り組む大泉洋とその協力者たち。
日進月歩で、人工心臓の開発はいい感じ。
しかしよっしーの病状は、良くない。
もはや人工心臓が完成しても助からない。
自宅でも研究に励む父の傍に、よしみちゃんがそっと座る。
何も言わずに、肩を揉む。
父「お父さんは大丈夫だから…」
よしみちゃん「私がやりたくてやってるの」
ここで私が泣いた!!!
私の命はもう大丈夫。
その知識と技術は、私のように苦しんでる人たちのために使ってあげて。
大泉洋も涙する。
なんでこの子が死ななきゃならん。
心臓なら私のを持っていきなさい。
そんな中、海外では人工心臓を開発する段階で、ある患者が凄惨な死を迎えた。
これを受けてそれまで協力してくれていた医療機関も、なんかサポートを打ち切る感じになった。
多分かなり偉い立場の光石研はこの映画で一番ダサい役だけど、やたら演技が上手いと思ったらやっぱりベテランの人だった!
光石研が大泉洋に言ったことはとりあえず筋は通ってると思うけど、初志貫徹とはいかず。
偽善は貫き通してこそなのに…!
ここでやっとほっくんが再登場、彼はバルンカテーテルという医療器具の研究をしていたのだ。
それはよっしーの命を直接救う器具じゃない。
しかしそれは、よしみちゃんと父が交わした約束と綺麗に一致していた。
父はカテーテルの開発に没頭するようになったが、母は
「今はそれよりよしみのそばにいてあげて」
と声をかける。
ほんとそう思う。
そして…この物語はネタバレ自体全く問題ないので、映画のホームページに行けばだいたい書いてあるという。
「父が娘を救う」上でのノイズは入らないけど、「ド素人が医療器具を開発する」上でのノイズはめっちゃ入る。
誰も協力しないし、知識も設備も、お金も時間も人員も、何もかも無い。
カッコいいぞ大泉洋…今まで「演技はそれほどでも」とか思っててすみませんでした…。
そしてあんなムカつく役を演じ切った光石研さんもすごい。
ほっくんもカッコいい…よっしーはとにかくかわいいのであった。
後半のキーワードである『次は?』は大切な言葉だと思いました。
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