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#7 自死の先に見据えるもの=11

重たいタイトルにびっくりしちゃいましたか?
いつも真面目にnoteは書いていますが、今回は更にシリアス空野で
カタカタとひよこが走るようにキーボードを鳴らして書きますね。

piyopiyo カタカタ…


シンガーソングライターとして「生きる」をテーマにして歌う僕は、必然的に表裏一体でもある「死」についてもたくさん考えてきました。
死については、みなさんも自分の人生の中で向き合ってきたと思います、
そしていつかは必ず自分に訪れるものですね。

今回はその死というテーマの中の、
自死について触れていきたいと思います。

なかなか重いテーマなので、重いのは嫌いな人や
あまり現実を直視するのは今は辛いという人は
ここで引き返すのがいいと思います。


一人の人がこの世からサヨナラを告げた数

みなさんは、一年間で自らこの世を去る人がどの位いるかご存知ですか?
毎年20,000人以上の方が自らこの世を去っています。
警視庁のホームページにその数字は載っています。

警視庁Webサイト(自殺者数)

本当に悲しい現実です。この数字に入ってる人達は、
実際に発見された人であり、発見されていない人を加えると
更に多くの方がその選択をしている…ということです。

「20,000人以上」…約1秒で言えてしまう言葉。
その一人が生きてきた時間、感じてきた心、悩みの数、笑顔の数、
そんな1秒の言葉で収められるほど軽いものではありませんよね。
数字は一括りにしてしまい、命の重量も軽く見せてしまうから
僕は数字が嫌いな瞬間があります。

原因

そもそも、自死を選択しなければならない理由はなんでしょう。
警視庁Webサイト(自殺者数) の中にもありますが、

-令和2年 原因・動機別自殺者数 -
・健康問題…10,195人
・経済・生活問題…3,216人
・家庭問題…3,128人
・勤務問題…1,918人
・男女問題…799人
・学校問題…405人
・その他…1221人

とあります。健康問題は、鬱病などの精神的疾患や身体的なものも含めています。これは過去の自死の原因に関するデータです。

画像1

共通して「悩み」を抱えてる事がわかります。
下の画像でも見てわかると思いますが、
自死を選択しなければならない理由は
「悩み」…様々な原因や要因が重なり、
最終的に精神的に不安定な状態「健康問題」に発展し
自死を選択してしまうということが読み取れます。

画像2

ただし、精神的に不安定になったら
必ず自殺するというわけではありません。
精神状態が不安定な事、鬱病などの精神的な疾患を
周りの人達が理解する事で悩み苦しんでいる人達の多くを
救う事ができると僕は信じています。

自死は悪か。

僕は何度もこの事について考えた事があります。
「悪い事だ!」という人が沢山いると思います。
僕も決して良い事だとは思っていません。
反対に、絶対に悪い事だ!とも言い切れません。

そう思うのは、自らこの世を去ってしまった人の気持ちを
どれだけ汲み取れるかだと僕は思っています。

彼等、彼女等は何を思いこの世から羽ばたいたのでしょう。
きっと彼等、彼女等にとってはその選択が
唯一の「希望」だったのかもしれません。
それが一つの幸せなのかもしれません。

だからといって自死の肯定はしちゃいけない。
だからといって自死の否定もできない。
矛盾が常駐する。


生きるという選択を選べるように、
周りの人、友人、家族、沢山の人が
精神的な病への理解が当たり前になる世界を
心から願っています。


人はそれぞれ違うを意識する

誰しもが辛い経験をしていると思います。
でもその「辛さ」は誰かと比較できるものではありません。
僕が平気だと思っている事は、全員が平気ではありません。
あなたが「こんな小さな事で」と感じている事は、
別の誰かにとってはとっても大きな事になっていたりします。

心はグラスの様なもので、
分厚いグラスの人もいれば、本当に触れたら割れてしまう位
薄いグラスを持った人がいる事を知っていてほしいです。
沢山注げるグラスを持っている人もいれば
すぐに溢れて涙してしまうグラスを持った人がいる事を
知っていて欲しいです。

個人の顔や指紋が違うように、
物事の感じ方、捉え方も絶対同じとは言えません。

言葉は人の意識とは関係なしに、ナイフにもなりうる。
だから言葉を選ぶことが大切です。

きっとこの世を去ってしまった人の
数多くが、辛さを理解してもらえずに、
悲しみが心を埋め尽くして、誰かの愛情や希望が入る隙間すらも
失くしてしまったからではないでしょうか。

そんな悩みを抱えている人に
「気持ち次第」「気合が足りない」「だらしない」
などと言ってはいけません。

「大丈夫」「頑張ったね」「頑張らなくていいよ」
「辛いよね」「無理しないでね」

そんな風に相手を受け入れる言葉と心、思いやりが
この悲しい選択を減らせるはずです。


だから僕はこれからも
「生きる」を歌っていきます。

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