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オペラ座の怪人

"I am the Phantom of the Opera! The Ugliest creature on earth! and as the fires of hell burn this ugly creature, I still dream of a place in heaven!"

『私はオペラ座の怪人。
思いの外に醜いだろう?
この禍々しき怪物は地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れる。』


「オペラ座の怪人」

ガストン・ルルー 1910

19世紀のパリ・オペラ座。「オペラ座の怪人」の仕業だといわれる謎の事件が続く中、役を降りたプリマドンナに代わり、コーラスガールであるクリスティーヌが主役に抜擢された。彼女に歌を教えていたのは、仮面を被り、オペラ座の地下にある湖の隠れ家に潜む怪人であった。怪人は彼女を愛していたが、クリスティーヌは幼馴染のラウルと再会し、愛が芽生える・・・。

原作は怪奇小説ですが、ミュージカルでは、美しくも悲しいラブロマンスに焦点をあて、心に染み入るストーリー展開になっています。特に1986年にロンドンで初演された「アンドリュー・ロイド=ウェバー」作曲の舞台が最も世界に知られ、日本では劇団四季により上演されています。それ以前に作られていたのが「ケン・ヒル」版。こちらは愛するが故の悲劇をユーモラスに描いています。「アンドリュー・ロイド=ウェバー」版と同時期に作られたのが作詞作曲「モーリー・イェトン」の『ファントム』。怪人の人間性を掘り下げており、高い評価を受けています。日本では宝塚歌劇団などにより上演されています。


Say you’ll share with me one love one lifetime, say the word and I will follow you.
Share each day with me, each night each morning. Say you love me, you know I do. Love me that’s all I ask of you.

1つの愛、1つの人生を共に生きると言って、その言葉で私はあなたについて行くわ。すべての日、そしてすべての夜と朝を共に生きよう。愛していると言って。分かっているだろう。
あなたに求めるのは私を愛することだけ。

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