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アンクル・トムの小屋


🖌ストウ夫人 1852

📖19世紀のはじめ、ケンタッキー州のシェルビー農園では、恩情溢れる主人一家の下で、黒人奴隷たちは幸福な生活を送っていた。しかし、主人一家の農園経営の失敗が重なるにつれ、黒人奴隷たちの運命も変化しはじめる・・・・。

📎物語は一つの起点から始まります。そこから二つに分かれる展開で物語は進みます。黒人奴隷たちの二つのグループのうち、一つのグループは自由なる北へ、他方は暴虐の南へと、それぞれの冒険や体験を経ていく様子が描かれます。そして最後につながり、悲劇と大団円が同時に訪れる仕組みになっています。

📎ストウ夫人は厳格な牧師一家に生まれ、オハイオ州にて結婚。次々と子供が産まれて育児に多忙な日々を送りました。が、他方、奴隷制度の残酷さをつぶさに視察することとなります。この作品を執筆する動機となりました。

リンカーン大統領が南北戦争の最中にワシントンでストウ夫人に会ったとき、
「なるほど、あなたがこの大戦争を起こした可愛い女性でしたか。」
と言ったというのは有名なエピソードです。

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