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アスペルガーの悲劇

アスペルガーの人は、個人により差はあれど、慢性疲労を抱えています。

そして、表情が無表情になりがちです。これはアスペルガーの人を悪く言いたいわけではなく、周囲にこの傾向がある人への、認知の拡大と本人の苦悩を知ってもらいたいから、あえて書いています。

慢性疲労、無表情、これは人間関係で誤解を生みやすいのです。

元々、アスペ傾向があると、脳の構造的に無表情になりやすく(もちろん発達はグラデーションだから、そうじゃない人もいる、あくまで今回はアスペに的を絞って書いているので)、かつ慢性疲労を抱えやすい。でも無表情なので、疲れが表情に出づらい(正確には疲れていると、周囲が認識しづらい感じ)故に、そもそも慢性疲労を抱えていることに気づいてもらえないし、慢性疲労を抱えている本人が疲れを言語化しても上手く伝わらず、無表情傾向なので

不機嫌な人、と誤解されやすいのです。

これは、言葉にすれば一言ですが、アスペ傾向の本人からすれば厄介な事象です。

慢性疲労でヘトヘトになって、仕事や勉強や日常を過ごしている、家に帰れば即寝たり横にならないといけないくらい体力がすり減り体が動かない、表情なんて取り繕っている余裕もないというのに、周りからすれば「なんであの人あんなに不機嫌なの、感じ悪いよね」と勝手に誤解した認知のまま、解釈されがちなのです。

定型の人でも、徹夜を数日連続したら、余裕ないですよね、それに近いものがあるのです。

また、アスペ傾向の本人に周囲の人が「何でそんな不機嫌なの、怒ってるの」と聞いたり責めたりすると、アスペ本人は驚くわけです。「怒っていないし、こんなにヘトヘトなのに、何でそんなこと言うんだろう、言われてしまうんだろう、あぁそうか、自分がニコニコ笑っていればいいのか、自分が悪いんだ」と自分が悪い前提で認識してしまう。

これは、世間や会社、学校のみに限らず、家庭でも起こることです。家族ですら見抜けないこともある。ある意味仕方のないことですが、これではアスペ本人の心の拠り所はどんどん少なくなり、自分の世界にこもり、ますます誤解されやすくなる(もちろん、自分の世界にこもることがダメなことではない、場合によっては不都合にもなるから、一つの解釈として今回は書いているので)

一つの悲劇。

そもそもは脳の構造上の問題であること、そして地道な良い習慣の構築と継続で少しずつ改善できるということ、また必ずしも改善しなければいけないことでもないし、優れた能力があることの反動として起きている事象であることを、アスペ傾向の本人にも、周囲の人にも認識してもらいたい。


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