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今、渋谷すばるさんを想う~誰かを好きでいるということ~


ー 自分に正直に生きる。
言葉にすれば簡単に見えるけれど
覚悟を持って嘘も誤魔化しもなく生きるのは容易いことじゃない。

でもずっと。
誰に何を言われても自分を曲げず、言い訳もせず一人で抱えて。
不器用に、下手くそに、でもいつだって真っ直ぐにそれをやり続けている。
すばるくんはそんなひとだった。

そんな彼のことを、私はずっと尊敬して好きでたまらなくて。
ただただ憧れていた。


すばるくんが独立して2年ほどたった頃だろうか、彼の歌のことを
”神様にもらった素晴らしいプレゼント”
と、SNSでつぶやいたことがある。
そのしばらく後、本当に偶然なのだけれどすばるくんが別のSNSで
「(歌や音楽は)神様とかそういうものに与えられたものなんかでは決してなくて、自分が好きでやりたい事だから、自分なりに続けてきていて、それが音楽なだけ」
と伝えてくれた。

それを見た時、ああ、彼は崇拝とか憧れとしての対象ではなく、ただの一人の人間として立っていたいんだな、ファンともそんなふうに向き合っていたいんだな…と感じた。


遠すぎて手が届かない存在だと思っていたのはきっとこちらだけで、すばるくんはいつだってファンひとりひとりを尊重し大切にしてくれて、一人の人間として向き合ってくれていた。
たぶん独立するずっと前から、彼はそんなふうでいたい、と思ってくれていたのだと思う。

少し前の話になるけれど。
2023年8月9日 手元にやってきた『裏ぼん# 2』。
すばるくんのファンクラブ Shubabu 会員限定販売の冊子。
そこで語られていた、彼が独立した頃のこと。


一人の人間が真摯に考え自らの責任で下した決断を、悪いとか悪くないとか、正しいとか間違っているとか、赦すとか赦さないとか、そんなふうに言うことは誰にもできない。

私は私の人生を大切にしたいし、大切にしてほしい。だから誰かの人生も大切にしたい。
そう思っている。ずっと、そう思っている。


だけど、悪くなくても間違いじゃなくても人は傷つく。傷つけてしまうことがある。

自分の決断のせいで傷ついてしまった人がいる。それを心ない言葉で、半ば強制的に暴力的に知らされてしまったような面もあったように思うけれど。

すばるくんはその傷の痛みまでも自分のことのように、それ以上にその身に引き受けて苦しんできたのだと思う。
自分を、自分たちを愛してくれた人たちを傷つけたくない、悲しませたくない、と。
そんな想いを抱きながら誰にも言えずにずっとひとりで。


グループの時と同じことをしていては、それならなぜ辞めたの?という気持ちにさせてしまうのではないか、と自分が書いた曲だけを歌うことにこだわったり、今の仲間たちを最高ということで、ショックを受ける人がいるのではないか、と言葉を飲み込んだり…

すばるくんの想いを一番正確に伝えられるのは彼自身の言葉なのだけれど、この『裏ぼん#2』はファンクラブ限定の販売なので詳しくは書けないことが少しもどかしくもある(でも一方で、ファンに対してだから伝えてくれたのかもしれないと思い、その信頼がありがたくて彼のファンは本当に幸せだと思ったりもする)。


だけどどうか、今すばるくんが少しでも気になっている人に、誤解のまま離れてしまった人に、これだけは届いてほしいと思うのだ。

彼がグループ を大切に思っていないわけがない。
人生の半分以上を共に過ごした仲間たち。
私たちなどが思いも及ばないような時間と経験を共有してきた戦友たち。
(本当に、私たちが知れることなんてほんのほんの少しのことなのだと思う)


そして同じように関ジャニ∞のファン、彼がその名前をくれた、eighterのことも絶対に大切に思っていた。
絶対に。ずっと彼を見てきて、それはためらうことなく断言できる。


以前、メンバーが急遽出演できなくなってしまったライブの時。
寂しい気持ちのファンが少しでも笑顔になってくれたら、と全力でステージを駆け回って。
悲しい想いをさせてしまった、とファンの気持ちを想ってぽろぽろと涙を流していた。

グループとしての最期の生放送、最後の曲の歌い終わりに叫んでくれた。
すばるくんがくれた、私たちの名前。
ありったけの愛をこめて「Eighterーー!!」と。


そして最近のラジオでも誕生日のことに触れて、
"…自分の誕生日だけの日ではないから、それを背負ってしまっているから、何も考えずにただ喜べない…"
というようなことを話していて。

それを聴いた時、胸がぎゅっと苦しくなってしまった。そんなにも深く想っていたのだ。もうそれは身体に心に刻み込まれるほどに。
すばるくんのお誕生日はすばるくんが生まれた日だというだけで、何よりも嬉しくて特別で大切な日なのに。

その熱や真っ直ぐさや不器用さ、そして自分一人の夢に周りを巻き込むわけにはいかない、というやさしさ故に道を分つことになってしまったけれど。
すばるくんはずっとずっと関ジャニ∞のことを、eighterのことを、気にかけていた。
ずっとそのことで自分を責めて苦しんでいた。


今年のbabu会vol.2、オーラスのステージで叫んだ
「元関ジャニ∞の渋谷すばるです!」
という言葉。
それは、自分へ、自分のファンへ、関ジャニ∞のファンへ、それからかつて彼を好きだった人たちへ。
今、どうしても伝えなければならなかった言葉なのだと思う。


自分のツアーのSEに関ジャニ∞が歌う「まだ見ぬ地図」を流し、
「僕も色んな想いがないわけはないけど」とMCで語り、
ツアー初日を語ったブログの最後に
これまでの人生に対して胸を張って誇りを持って生きていく、「愛と誇りとプライドだ。」
と綴ったこと。

ぜんぶが "今" に対する、すばるくんの答えなのだと思った。
どうかその想いが届いてほしい、歪むことなく真っ直ぐに届いてほしいと願っている。

もともと繊細でとても気ぃ遣いで、やさしすぎるほどやさしいひとだとはわかっていたけれど。
あの頃彼に浴びせられた匿名の悪意を考えると、どれほどのものだったのだろう…と苦しくなる。心の底から怖くなる。
言葉は簡単に "刃物" になる。"核兵器" にもなる。

今そこにいてくれてよかった。立ち続け歌い続けてくれてよかった。心からそう思う。
それは彼がそれを乗り越えてくれたから。傷を負い、それを抱えたまま、それでもファンを信じてくれたから。
決して決して、偶然でも当たり前でもない。

すばるくんは逃げない。
傷ついても打ちのめされても。
そして言い訳をしない、嘘をつかない。
だから、絶対負けない。
その姿勢をきっと不器用に貫くしかなくて、その中で少しずつ強くなっていった、強くならざるを得なかった、そんな気がする。

すばるくんを尊敬してやまないところ、どんな時も揺るがない信頼を寄せられるところ。
そしてたまらなく惹かれて、烏滸がましくも守りたいなんて思ってしまうところ。


そして、すばるくんがすばるくんのまま心穏やかに生きられるやさしい世界はきっと誰にとっても生きやすい世界になるんじゃないか、と思ったりする。

自分が何処でどう生きていくか、すべてはそこから。
いつもそれに気づかせて正してくれるのはすばるくんそのひとなのだけれど。

そう、正されるのだ。
それは彼がいつも真っ直ぐに私たちに向き合ってくれるから。否応なしに私たちも彼に向き合うことになって、その向き合い方を、自分の生き方を、問われたりする。


だから彼を好きでいることは時に苦しくなったりするけれど。
そんなふうに想い合えるひとと出会えたことを本当に幸せに思う。



「正しい場所で、ちゃんと生きていきたい」
「俺、この道を選んでよかった」と。
ラジオで、忌野清志郎さんを語った時のすばるくんの言葉。
彼の言う「正しい場所」を重く胸に刻みたいと思う。

宇宙で一番大好きなひとと、同じ時代をともに歩いていけることの幸せ。
それは決して当たり前じゃないけれど、きっと必然。そんな気がする。


諦めずにそこに居続けてくれてありがとう。歌い続けてくれてありがとう。
すばるくんに出会えて幸せです。
今までもこれからもずっとずっと、幸せです。



#渋谷すばる

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