itukano_nikki_Feb_短時間就職活動-大学7年生

▶2th Feb
また同じ過ちを繰り返した。
しっかりなければと思うばかりで、いっこうに成長しない。

▶3th Feb
わたしは危機感がない。ただ失敗した時に落ち込むだけ。

▶4th Feb
朝起きて、自分の顔の汚さに何とも言えないきもちになった。
いろいろとしっかりしないといけない事ばかりだ。
美容にいい食べ物→甘酒、納豆、ヨーグルト、豆乳

▶5th Feb
雪が降ってる。
おとなになれるだろうか。おとなになるだろうか。
強くならなければいけないだろうか。
いつか人の親になれるだろうか。

▶7th Feb
テレビのない生活が、今の私にはさみしい。
テレビが見れる環境にいれるだけで、安心があると思う。

▶8th Feb
図書館に行こうと思いつつ、昼間は動けなかった。
18:00からようやくパソコンの電源を入れ、
0:00すぎまでかけてとりあえず明日仮提出できるまで出来た。(卒論)
雪が降っているのは知っていたけれど、
夜、外にでると真っ白に積もっていた。
24時間営業のジャスコの光が雪に反射して綺麗だった。

▶9th Feb
朝、開館と同時に図書館へ。
卒論にすこし手を入れて、印刷して先生へ添削のお願いをした。
その後、別の先生のテスト成績を聞きに。
教えてくれるか不安だったけど、優しく教えてくれた。なんとか単位は出たみたいだ。
5コマのテストまで図書館で過ごした。
疲れたらスマホじゃなくて、カラーの図鑑を見るとリラックスできた。
世界の現代建築というとても大きな図鑑。

▶10th Feb
添削してもらった卒論を返してもらって、帰宅。
スーパーで特売のたまご購入。
食欲が失われていて、でもとりあえずキムチ鍋を作った。
発表要旨を書く。

▶11th Feb
発表要旨を書く。

▶12th Feb
できない子だから、ほかの子より厳しくないんだと思う。
厳しい指導はその人をおもうから。
こんなところで孤独を感じる。

▶13th Feb
泣きながら、大切な人の生首をもって、たすけを探す夢を見た。
生首は「大丈夫だよ、大丈夫だよ」って言ってくるんだけど、
次第に何も言わなくなってた。悲しい夢だった。
今日は2段階で忘れ物をした。

▶14th Feb
久しぶりにとてもいい天気。
最近まったく食欲がなくて、味覚を感じない。
お茶を口にふくんで、でも飲み込めなかったり。

▶15th Feb
昨日より少しだいじょうぶで、食べて飲んでいる。
先生からメール、昼過ぎに実験室へ行き、
添削された卒論を受け取った。
いま止まってしまったら、すべて水の泡。
明日卒論提出しよう。

▶16th Feb
卒論を提出した。
なんだかとても怖くなって、泣き出しそうだった。
午後から発表練習があり、休もうかと思った。
でも、本当にしたいことは休むことじゃなくて、
すこしでも卒業しやすくすること。
そのための発表練習なんだと、薬を半分飲んで、
もう一度学校へ。
先生からまたメールで、
明日提出の要旨を今日出せと、連絡。
実験室に戻って、提出。

▶17th Feb
はぶれ感、そしてしがみつく。よくない。

▶18th Feb
わたしはとても嫌な人間だ。
まわりには見習うひとばかり。
久しぶりに髪を切って、勢いでパーマまでかけた。
途中で、やっぱやめますと言いたかったけど、言えるわけもなく。
「おとなっぽくなった」と店員さんは言ってくれたけど
老けた気がする。
年相応と思うことにする。

▶19th Feb
今朝は霧がかかっていた。
彼女は正直で悪口を言わない。
もしかしたら、仲良しの中では不満をこぼしたりするんだろうけど
透明感があって尊敬する。
今日の夢は、知らない男の人の死体(水死体)の夢だった。

▶20th Feb
最近気持ちの上がり下がりがはげしい。
今朝とても落ちていたけど、ファンキー加藤の曲を聞いたことで
根拠のない自信に火がついて、
介護職とペット販売と鶏卵関係の会社に連絡。
直ぐに火は沈下して、今は怖くて仕方がないんだけど、
とりあえず卒業後の事に動き出した。

▶22th Feb
元気があれば、何でもできる。
一日に何度も気持ちが上下するけど、上がれた時には、
根拠のない自信とやる気が永遠に続くものに思えてならない、
でも、いつか来るであろう急降下を不安に思う気持ちもある。
とりあえず、元気があれば
発表も履歴書も面接も、やりきることができる気がする。
わたしは動物看護の仕事をしたい。
むかしの思いにしがみついてる気もするけど。
履歴書をかきながら、底辺まで落ちる、だけどまた朝がきた。
そういえば、大きな亀の夢をみて、縁起がいいような気がした。

▶23th Feb
卒論発表会。
とりあえず発表を終えた。
うちの研究室の人たちはほんとにいい人ばかりだ。
予餞会の出欠を×にしたことを少しだけ後悔した。
発表会のスーツのまま、証明写真を撮りにいった。
不細工でテンション下がった。

▶24th Feb
卒論データをもって、先生のもとへ。
薬をもらいに、保健センターの先生のもとへ。
履歴書を書きに久しぶりにいつもの喫茶店へ。
1つ終わって、次へ。

▶25th Feb
大学の2次試験で沢山の学生がいる。
たくさんいて、受かる子も落ちる子もいて、
わたしは多分卒業できるんだ。

▶26th Feb
成績通知の日。押し出されるように卒業。
就活しろという人、もっとゆっくり待ったらいいという人がいる。
今とりあえず就活するのは体力とお金の無駄なのかなとも思うけど、
年齢を理由に考えがちにもなってしまった。
きっと何かしら経験になると素直に考えられる余裕もなく。

▶27th Feb
高速バスで4時間、面接へ。
バスから電車に乗り換えて、まずは今日泊まるホテルへ荷物を預ける。
面接は周りが仕事をしてる中での職場見学のような形だった。
簡単な計算問題をだされたけど、答えられなかった。
そして、きれいではない履歴書。
内心どう思ってるんだろう。表に見せない面はどうなんだろうかと
考えてしまうけれど、
きっと、言われることにこたえるだけじゃなくて、
もっとしっかり聞きだして、
怖がらずにもっとしっかり自分の事を話す事が自分の為なんだろうな。
帰り道、見慣れない街中。
この街に住んでいる、通っている、自分を思い浮かべる事ができなかった。
多分ここでは働かない。
採ってもらうだけじゃなくて、私が選ぶわけでもあるんだと前を向く。
先にホテルを確認していたから、安心してホテルへ。
夜、自分を整理する、話すとき開き直れるように。

▶28th Feb
次の面接へ。
駅を降りると周りは田舎の住宅地で、それらしい建物は見当たらない。
目的地の方向へすこしだけ歩くと、どんどん山中へ向かっていて
駅にもどってタクシー呼ぶか、どうしようか考えて
とりあえず面接先へ電話をすると、迎えに来てくれるとのこと。
直線距離で来てしまったけどどうやら別の駅からの方がよかったみたいで、
迎えにきてくれた人は、すこし申し訳なさそうにそう言ってくれた。
優しそうな雰囲気の人。
到着すると、応接間のようなところに通されて、
自分の事と応募した理由を話して、簡単にここの事を聞いた。
そのあと、敷地内を案内してもらった。
小さな小屋のような社宅があった。
家賃も安いし、
他で部屋を探したら通うのに車がいるだろうからと、おすすめしてくれた。
時々イノシシとか動物が出るけどと、なんかほのぼのしていた。
帰りは来る時とは別の、人が多い駅に送ってくれた。
受け答えが終始前向きで、
来てもらえるなら、来てほしいと言ってくれた。返事は待ってくれると。
私は、自分を盛っていたような、自分を表現できてなかったような感覚で
後で落胆させるんじゃないかとか、
あの山中でつらくなった時、続けられるだろうかと思っていた。
そう感じる自分をすごく幼稚に思う。
夜、夜行バスで帰る前に銭湯に入った。
いろんな体つきの人がいて、面白いなとおもってしまう。

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