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ドラマ「もうすぐ死にます」

昨日はほぼ一日執筆していて頭痛がひどくなってしまった。
痛み止めを飲んでドラマを観た。
ソ・イングクの「もうすぐ死にます」だ。
これは○殺してしまってから死神と出会い、死神から何度も生き返り死ぬ運命を課せられる話。他人の人生を経験し生の大切さを身にしみて知るのだ。

私はわかっていた。最後の結末は最初から想像できた。
しかし、最後は嗚咽してしまった。

このパターン、よくある。
わかっていても号泣してしまうことが、たまにある。
嗚呼、泣かせにくるシーンだなって、予測できるのにである。
悔しいとは思わないけど、自分が浅はかな気がして悩ましい。
でも泣いた後はすっきりして爽やかな気分になることもある。

納得できる最後というのがある。
小説でも映画でもドラマでも、こうきたらこうなるっていうの。
「わかってるんだよ、ほらほら、やっぱりね」
でも涙が出る。流されてみるのは嫌いじゃない。

予定調和の話は、結局よくできていることがある。
予感をさせて裏切らない。読者を安心させる。
これは過去には水戸黄門、今では名探偵コナンか。いや、自分的には相棒か。

右京さんは裏切らない。ブレない主人公は強靭だ。
私もそんな話しが書きたい。
今書いている作品は、広義の意味でのミステリーに近いけど、基本的にほのぼの日常系を目指している。そうなるかは自分の腕にかかっている。
なぜ日常系なのかというと、主人公に負荷をかけて思い悩むことのない人生でいてほしいという願いからだ。

私は自分でいうのもなんだけど苦労の人生だった。不器用で他人と上手くいかないことが多すぎた。だから今回の主人公には恵まれた人生を歩んでほしかった。
私ができなかったことを、決定的にダメだった所をスムーズにいってほしい。
ある意味予定調和の話だ。

「願い」に近いのかもしれない。

ソ・イングクは好きな俳優さんでファンミーティングにも出向いたことがある。
生ではあったが遠すぎてあまり顔が見えなかった。
それでも歌がとてもうまかったから行って良かった。
元々歌手としてデビューしたわけで、上手いのは当たり前。
演技も上手い彼は絶品な俳優だ。

しかし老いにはかなわない。じきに若さもなくなって俳優としても歌手としても一段階上がらなくてはならない時期に来ていると感じた。

イケメンスターとは別れて実力派俳優として、このドラマに挑んだのではなかろうか。だからか、カメラアングルが今までと違う。今まで彼をいかに美しく映すかを考えていたであろうアングルが物語の軸を考えたものに変化している、、、気がする。

それと大きな気付きがあった。激しい吐露が少ないところだ。シャウトするような俳優さんがいなかった。韓国ドラマではよく見るのだけど、私はあれは苦手だった。日本人としてはあまりにも感情的すぎて、ついていけなかった。
それがなかった。これまでと違い、きわめて抑えた演出だったのではないのか?

今、Amazonプライムで観れる。
気になったかたは、もう終わっているので安心して観てもらいたい。(続きが気になることはない)
次から次へと有名俳優が出てくるのもみもの。

どういうわけか、公式配信がなかったのでこちらを貼っておきます。



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