見出し画像

労働者の権利

を、守りたい。
「守る」というより「代弁したい」に近いだろうか?

だから《空知の給食を考える会》を、始めた。

労働者=最前線ではたらく人

学校給食と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは食材の「生産者」や「調理員」さんだった。

いま日本でも、全国各地で遅まきながら安全な給食を求める運動が盛んである。

これらの団体は「より安全な食を求める」主張が多い。

どちらかと言うと「消費者」目線になりがちだ。

例えば、

「なぜ、プラスチック製の食器が採用されるのか?」

この理由を、よくよく考えてみる必要性がある。

たしかに強化磁器は良い。

落とすと割れてしまう分、物を丁寧に、大切に扱おうとする心・所作が身につく可能性が高い。
また、熱いものを注いでもBPAなどの環境ホルモン汚染のおそれが圧倒的に少ない。

しかし、実際にあの重たい磁器が、各学級毎に並んでいる姿を見ると、何とも言い難いものがある。

割れた食器を片付ける作業も、負担。
加えて、あの重たいものを一度や二度持つならばまだしも、何度も何度も持ち上げるのだ。
これはもう「調理」の枠組みを超えた、かなりの重労働・肉体労働である。
現場で働く方々の負担が軽減されることを願う。

この他にも、何かひとつ壊れたとなれば「破片は、どこだ?!」と見つかるまで探さなくてはならなかったり

髪の毛1本で、クレームが来たり

はたまた「ぬるい」「あつすぎる」
「味が薄い」「しょっぱい」だ何だ、、、

本当に、給食づくりは大変だ。
(と、私は感じた)

学校給食を運営するうえで、最も大切な役割だと言っても過言ではない調理員さん。
どこの地域でも、人員不足が叫ばれて久しい。

「どうやって集めるか?」

「民間に委託すれば解決?」

今年度、無事に凌げればOK?

「なぜ、集まらないのか?」

「離職に至ってしまう原因は?」

真剣に、考える必要性がある。

(私自身が感じた要因のひとつは、労働に対する対価が見合っていないことだ。もっと賃金をあげるべき職種のひとつだと思う。)

そして、原因を見つけたら変えてみる。

変えることは面倒なことも多いけれど、やってみないことには成功もしない。

「空知の給食を考える会」は、
「オーガニック給食を求める会」でもなければ「学校給食を有機にする会」では無い。

《考える》ために存在する会である。

(結果として、このような主張をすることにはなると思うが^ ^)

先日、深川市にある「たどし認定こども園かぜっこ」さんへ。

役員さん&動画制作の方と訪問。

こちらの園は、可能な限り(とは言ってもかなり高い水準‼️)

・地産地消
・無添加
・アレルフリー
などの、対応をした給食を提供している園である。

今日、調理員・栄養士さんから貴重なお話を直に聞くことができ、活動への想いがより一層強まった。

私は時々、こんな質問をされる。

「なんで、お金も出ないことを頑張れるの?」とか、

「それなら、くらしらく(自営の店)開けてた方がお金になるんじゃない?」と。

たしかに、そうだ!笑

自分でも、なぜこの活動(ほか、まおい学びのさととして学校づくりをしているのか、わからないけど。私の中の何かがそうさせている。笑)

2年前に韓国を訪問した際、
「なぜ、オーガニック給食を求める運動をしたのですか?」

と、私が尋ねると

開口一番の声は、どこの地域でも

「生産者が安全であるため」だった。

日本には、まだまだこの視点が欠けている。

ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないが、生産者への畏敬の念とでも言うのか。

この視点を大切にできるのは…

そう!

大多数が「田舎」と呼ばれる地域に住み、生産地の中で生活している私たち北海道民にほかならないはずだ。

絶対できる

北海道は、まだまだやれる

もっと、もっとよくなる。

ちなみに、今日のお土産は、楾 大樹 弁護士 著「おりとライオン」☆

学童保育も併設されているので、小学生の皆さんにも親しんでもらえたら嬉しいなぁ^ ^

今日も、時間や想いを共有してくださった皆さまに、感謝

よろしければサポートお願いいたします!