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帰国後のアメリカクレジットカード維持:維持のメリット、注意点などを解説

久しぶりのnote投稿。本日はずばり、「帰国後のアメリカクレジットカード維持」について取り上げます。


記事のバックグラウンド

このトピックを取り上げようと思った背景は、大きく以下の2つです。

よく類似のご質問を頂くこと

まず最初の理由が、読者の方からのニーズです。


私が運営しているブログは月に数万アクセス程度の小さなものですが、折に触れてコメント欄や、お問い合わせ欄からご質問を頂きます


大半は割とシンプルにお答えできるものですが、簡単には回答できずに返信に困ってしまう質問もあります。


「日本に帰国するけれども、カード維持のためにどうしたらよいですか?」というご質問もその一つです。


まず正解がありません。通常は帰任時に解約するでしょうから、事例が多くないのです。

そして、カード会社の規約上も、一時的な米国からの海外旅行(この場合は日本旅行)は別として、帰任の継続利用は前提にしていません。そのため、サポートへ問い合わせることも出来ません(チャットで聞こうとされている方がいたら、辞めて頂いた方がよいはずです・・・)。


帰国を控える方はもちろんのこと、帰国済みの方からも同様のご質問を頂くことが割と多いです。


私の下記ブログがそれなりに認知されているということはもちろん、それだけ関心が高いテーマだということが挙げられます。

簡単に2,3行で答えられるテーマではないからこそ、noteの形でまとめてみることにした、というのが最初の理由です。


私自身が約4年間カードを維持していること

2つ目の理由は、現に私自身が日本帰任後もクレジットカードを維持出来てきたことです。


私が米国駐在の任期を終えて、日本へ帰国したのは2019年夏のこと。


帰国以降、なんと足掛け4年間の長きにわたって、実際にアメリカで発行したクレジットカードを維持し続けることが出来ています。


4年間の中で実は「失敗」と呼べるようなアクションも何度か経験しました。「ヒヤッと」事例にも立ち会っています。


例えば、下記noteでご紹介したアカウントシャットダウンが最たるもので、Citiのクレジットカードは全て強制的に解約になりました(強制解約の直接の要因は別のところにあったと思いますが、日本在住であったため、支店に出向いて交渉する・・・といったアクションは取りようがありませんでした)。

その足掛け4年間の試行錯誤の「カード維持」の中でたまってきたノウハウを皆様とシェアするというのが今日のエントリの目的です。


なお、今回ブログ記事内での公表ではなくnoteで有料の形を取らせていただいたのは、私自身が試行錯誤を経ながら苦労して構築してきたノウハウをシェアすることになるためです。


垢BANは明確な「失敗」ですが、それ以外にも「ヒヤッと」させられる局面には何度か遭遇していますし、カード維持と失敗のリカバリーにもそれなりのコスト(現金支出)が伴っています。

そして、中には誰しもが取り組むようなものではない、「クローズドが望まれるテクニック」もあります。


ノウハウをただ公開するのではなく、必要な人に効率的・効果的に使って頂き、私もそれを活かして次のチャレンジをする。そのために、無料のブログではなく、鍵付きのnoteという形式を取らせて頂きました。


アメリカのクレジットカードのスペックは日本とは比べ物にならないですから、カードを維持していきたいと考えている方はぜひ参考にされてみてください。


記事のターゲット

なお、この記事のターゲットとしては、アメリカでクレジットカードを発行していて、それを帰国以降に維持していきたい方です。


新規でクレジットカード発行を考える方/マイル&ポイントでどんなことが出来るかは、無料で公開している私の下記ブログを訪れて、ノウハウを持ち帰ってください。

また、帰国以降でもなんとか対応できる部分はあるはずですが、カード維持を戦略的に考えていくのであれば、対策するのはやはりアメリカに明確な繋がりのある帰国前が望ましいです。

帰国前にしっかりとした準備を行っておけば、私のように数年単位(あるいはそれ以上)にわたってカードアカウントを維持していくことも可能になるでしょうから、ぜひ参照されてみてください。


なお、「帰国に際してどのカードを持ち帰るのがお勧めですか?」というご質問も割と頻繁に頂きますが、ここでは趣旨が外れるため取り上げません。


また、この手のエントリへのコメントして、「日本在住の日本人でカードを申請したいのですが・・・」というご質問?サポート依頼?も頂きますが、そういった話題も取り上げません。


それらのニーズであれば、この記事の購入はお勧めしませんのでお気を付けください。

前置きが長くなりましたが、いよいよここからはノウハウの具体的な公開です。

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