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心地よいからだをつくるために

みなさんは今のからだは「心地よいからだ」だと感じますか?
まず、人それぞれその定義が違うと思うので、ご自身の中で心地よいと感じられるからだの状態とは?ということを考えてみるとよいと思います。

心地よいからだとは?

私が思う「心地よいからだ」とはこちらです。

・首肩こりがない
・頭痛が起きにくい
・皮膚のかゆみや炎症がなく水仕事をしても荒れにくい
・朝目覚めたときに、疲れがなくシャキッと起きられる
・無意識でも胸が開きお腹が締まっている美しい姿勢
・外反母趾やO脚などがないまっすぐな脚
・体型について悩みがない

書き出して全体を見てみると、すべて「過去に経験した不調」のない状態でした。無意識にまたあの不調が起こらないようにということを考えていたようです。

このように過去の経験から、もしくは現在感じている不調がないからだが心地よいからだであると想像しやすいのです。

また、生活習慣や仕事内容などでも想像する場面は人それぞれなので、あなたにとっての心地よいからだとは?ということはボディメイクをする前に考えていきたいものです。


不調を改善するため、ゆるんだ時間を意図的につくる

みなさんが感じるその不調のほとんどは自律神経のバランスが原因で起こることが多いのです。

例えばからだの症状では、だるさ、めまい、動悸、ほてり、肩こり、首こり、頭痛、不眠、便秘、下痢、微熱、手足のしびれ、喉のつまり、息苦しさ、頻尿、慢性疲労、など。
こころではイライラ、不安感、心配、落ち込み、憂うつ、焦り、情緒不安定、集中力低下などの症状です。

夜でも電気が煌々と明るく、常にいろいろな刺激や情報が溢れ、昼夜問わず24時間活動できる複雑なライフスタイルの中では、興奮や緊張が続く交感神経優位な時間が長くなりがちです。

この状態が1日の間に長く続いて、副交感神経が優位な時間があまりにも少ないと、だんだん自律神経のバランスが崩れてきます。

自律神経のバランスを整えるためには、ストレスから解き放たれたゆるんだ時間を意識的につくる必要があるのです。

姿勢の歪みと自律神経

姿勢の悪さによる「背骨の歪み」も自律神経の乱れへの影響はとても大きいです。食養生や冷え取りなどいろいろな健康法を試しているけれど、なかなか不調が良くならないという方は、「フィジカル面の歪みの可能性」を考えてみましょう。

猫背、ストレートネック、巻き肩などの姿勢の悪さは、自律神経を乱す大きな要因です。なぜなら自律神経は、首の骨や背骨を通りながら内臓や器官に広がっているから。

そこで、「姿勢をよく」と言われると、日常生活の動作の中でその時その時で姿勢をよく意識するといいと考える方が多いようです。
ですが、意識してグイッと一瞬姿勢を変えても、今までの姿勢の積み重ねで筋肉は縮んで緊張しているから、それを維持し続けることはできないのです。気づいたときにはまた元の姿勢に戻ってしまっていますよね。

姿勢を変えるためには「本来使うべき筋肉を使い、必要のない場所は力が抜けている」という状態をつくる必要があるのです。


姿勢をよくするためにも、まずはゆるめることから

それは、日ごろの意識だけでは変わりません。今の姿勢や動きのクセなどを見て、使うべき筋肉と、使う必要のない筋肉にそれぞれアプローチしていくための時間をつくってはじめて変わってきます。

そのときに、ほとんどの方の筋肉は日頃のストレスにより緊張しています。自覚がなくてもケアをしていなければほぼ全員緊張し、硬くなっているのです。これは、今まで1,000人以上のお客様のからだの状態を見てきて感じることです。

例えると、巻き肩の姿勢の人が自分の意識だけで胸を開こうとしても、胸の筋肉は緊張して硬くなっているので、一時的に開けたとしてもその状態を維持することができません。逆に余計な腰や背中に変な力が入って反り腰になり、腰痛になってしまいやすくなります。

姿勢を変えたいならまずは緊張している筋肉をゆるめるて、力まずに動かせるようになる必要があるのです。筋肉の緊張は、フィジカル的に日々のうごきのクセで硬くなっていることもありますし、精神的なストレスにより緊張していることもあります。

だからゆるめるケアはフィジカル的な筋肉のほぐしだけじゃなく、精神的にもゆるむ時間をつくることで、こころの底からリラックスができ、より力が抜けた状態になれるのです。

心地よいからだになるための方程式

まとめると、心地よいからだになるための方程式は

自律神経のバランスを整える + 姿勢を整える = ゆるめるケアから始まる

と私は考えています。
からだが緊張する交感神経優位な時間が長くなりがちな日々の暮らしの中で、こころもからだもゆるめる時間を意図的につくっていきましょう


おわり


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