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介護施設選び 例えるなら そごうとドン・キホーテー(デパートと激安スーパー)

介護施設ってたくさんの種類があって、名称も漢字でずらずらと長い名称だから、どんな特徴があってどんな違いがあるのか解りにくいと感じませんか?

いざ親等の介護施設を探そうとした段階で、どんな感じで選んでいけばいいのか解らないというご家族とたくさん接してきたので少しでも参考にしてもらえればと思って今回記載させて頂こうと思っています。

基本的に自宅で生活をしていて、そこから介護サービスを使っていく(よく耳にするディサービスなど)形態ではなく、今回は施設に入所 つまり基本的には自宅ではなくて施設で生活を送っていくことをメインとさせて頂きます。

介護施設に入るのには、数年待ちという言葉がテレビでも取りざたされていました。それは特別養護老人ホームという施設の事を言っています。
特徴としては費用が安く済みます。その為待機者がたくさん集中している為です。

反対に有料老人ホームという名称も、CMでよく耳にする名称ではないかと思います。先ほどの特別養護老人ホームは社会福祉法人ですが、こちらは一般の企業と捉えて頂いて構わないです。その為TVCMも行う施設もあります。特徴としては費用が凄く高いです。先の施設の倍以上は掛かります。

有料老人ホームの生い立ちですが、元々は一部の富裕層の方等が身体は元気だけどいざという時の為に介護等の世話もしてくれる為に、入っていた施設が前段階としてあります。その為基本的には旅館の様なもので、日中は外でゴルフ等をして食事やお風呂などは施設でするといったものでした。

私は施設の特徴をご家族や見学に来た方にわかりやすく説明するときには、
いつも有料老人ホームはお店で言う所のそごう。(商品は高値だけど、対応等がとても丁寧)特別養護老人ホームはドン・キホーテと(商品は安いけど接客等はそれなり)伝えています。本来有料老人ホームは価格の分施設独自のサービスを付加価値としてつけています。医療依存度の高い方の為に様々な疾患を持っていても対応できるとか、接遇がデパートの様に丁寧だとか、食事がホテル並みにおいしいとか

ですが、実際の所は有料だからといって接遇がとても丁寧かといえば全然そんなことはありません。施設によります。
反対に特養だから接遇が雑かといえばそれも施設によります。
驚くかもしれませんが、介助内容は全く同じですし、言葉遣いも雑な人もいればすごく丁寧な方もいます。
なので、名称で施設選びをするのはとても危険だという事です。

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