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四方(よも)参り

先日、四方(よも)参りへ行ってきました!

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
「四方(よも)参り」とは、
御所の四方の鬼門を護る四つの寺社にお参りするという、千年以上前からある京都の伝統行事だそうで。
節分の期間中にこの四社を参り、邪気を払いって福を招くといわれているそう。

ちなみに四つの寺社は、吉田神社・八坂神社・壬生寺・北野天満宮です。
私の場合、節分の時は毎年、壬生寺で炮烙(炮烙)の奉納はしていましたが
、四方参りを知ったのは、実はつい最近。
節分といえど京都は、さまざまな神社やお寺さんで、それぞれ違う節分会で、それもまた楽しかったり。

ということで、節分の時期ではありませんが、今年は初めて四方参りへ。

四方参りには回る順もありまして。時計回りにお参り。

理由は、邪気の流れる方向が関係しているそう。

邪気(鬼)はまず北東から現れ、この鬼を追って京都の鬼門を北東から南東、裏鬼門の南西・北西とひとまわりし、最後に北西である北野天満宮では、鬼を追わずに末社の福部社の中へ鬼を封じる(閉じ込める)。なので、北野天満宮では、「鬼はそと」を言わないんですって!

なので、節分の時期は過ぎたけど、邪気を払うという意味で、四方参りへ。

吉田神社 二の鳥居

まずは、北東・表鬼門である「吉田神社」へ。

写真のご本殿へ向かう階段は、右と左では、造られた時代が違ったりするお話もあるのですが、詳しいお話は、次の機会に(汗)

こちらの鳥居は、京大正門前から向かう参道、本殿へとつながる入り口。
他にも参道はありますが、私はいつもこの参道から本殿へ向かいます。

そして本殿でお参りをし、大元宮へお参りしています。今回もいつものように、本殿と大元宮をお参りして、御朱印をいただき、市バスで祇園へ。

八坂神社(祇園社)

次は南東に位置する「八坂神社(祇園社)」へ。
朝早めに向かったので、車の通りも人も少なく、やや逆光で自分の好きな角度で撮れました♪

八坂神社といえば、疫病防除の神様ともいわれている「スサノオノミコト」様が祀られている神社。境内には疫神社をはじめ、さまざまな神様がいらっしゃいます。今回は四方参りなので、ご本殿と疫神社をお参りして、ご本殿(祇園社)の御朱印を頂いて、南西の裏鬼門「壬生寺」へ。

壬生寺(裏鬼門)

壬生寺の節分は、吉田神社と並ぶ人気で、炮烙に数え年と性別・願掛けを書いて奉納するのが壬生寺の節分。この時期と春しか観れない壬生狂言の鑑賞も♪
ちなみに炮烙割は、春の壬生狂言。

新撰組ゆかりの地としての有名ですよね♪
こちらでも四方参りということで、ご本尊の御朱印をいただいて、北野天満宮へ向かいます。

北野天満宮 石鳥居

そして、四方参りの最後の地「北野天満宮」へ。
北野天満宮は、学業成就で有名。受験生が願掛けした絵馬がたくさん奉納されています。
御祭神は、菅原道真公を祀る神社。

北野天満宮 三光門

三光門をはじめ、花手水や梅苑・御土居など見所がたくさんある神社。

花手水・全体
花手水
ロウバイの花

今の季節は、「ロウバイの花」も生けられていました。

刀剣ゆかりの地でもあり、宝物殿では太刀・髭切が展示されていたりします。

ご本殿にお参りし、御朱印も頂いてきました!

それぞれの御朱印

次こそは、節分の時期に四方参りをしよう!と思うのでした。

もちろん、朔日参りは欠かさず行きますがね(^ ^)

最後までお付き合いいただき、読んでいただき、ありがとうございます!

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