ソライヌ散歩〜東京競馬場編〜

ソライヌ

2023年9月16日 17:49

(♪〜BGM〜孤独のグルメ｢井之頭五郎｣テーマソング STAY ALONE♪)

降り立つは府中本町。
｢もとまち｣じゃないよ、｢ほんまち｣だよ。
それにしても思っていたより多いな、人が。
まぁ恐らくここに居る人の多くは同じ同士とも呼べるのかもしれないが。

屋根付き通路とはいえ、流石にこの夏場だとちょいと蒸し暑い。
日陰にかなり助けられている。

通路を彩るは名馬の写像。
右を向いてもウマ、左を見てもウマ。見渡す限りウマに囲まれている。
ウマ、馬、ウマ…馬…
……あ、この子は知ってるぞ。

さてさて…歩いて歩いて、長き通路を抜けた先に広がるのは……

おお…！！ずっと行きたいと思い描いていた場所へついに…！
生い茂る緑の芝と青と白の空のコントラストがなんとも美しい。
やっと会えたね。
初めまして、競馬場さん。

夜に予定があるけど、それまで今日はたっぷり時間も余裕もあるんだ。

さて、今日は何をしようか。

〜〜♪

時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき

つかの間、イヌは自分勝手になり自由になる

誰にも邪魔されず、気を遣わず物を食べるという孤高の行為

この行為こそが、現代イヌに平等に与えられた最高の癒しといえるのである

｢孤独のイヌグルメ｣〜第1話〜東京競馬場の美味しいもの巡り〜

…………なんて、孤独のグルメごっこはここまでにしておきましょうか。

という訳でデスクワークで凝り固まったカラダを解消しつつ美味しいモノを食べてお仕事への活力を満たすため、ふらりと1匹で東京競馬場へやって来ました。

お休みの日ぐらい引きこもってないで運動するのも大事ですからね。

競馬場は一種のエンタメ施設といっても過言ではないくらいにはなんでもできる施設。
入口から大きなもふもふが出迎えてくれたり、名馬の墓標があったりしました。

想像以上に広大な敷地面積に圧倒。
う～～～ん、本当になんでもできそうだな……

この日はお盆時期だったこともあり、場内は人でごった返していました。
今の時期は東京競馬場では実際のレースは行われておらず、各地方のレースの中継を繋いで、それを観戦する｢パークウィング｣形態での開催となっておりました。

皆さん掲示板と新聞と中継液晶画面に夢中ですね。

さてさて、せっかくここまで来たのですしソライヌも目的を果たそうではありあませんか。

競馬場といえば、やはり「アレ」しかないでしょう。
皆さんもわかっているハズです。

そうですね、腹ごしらえです。
腹が減ってはなんとやらといいますし。
……ぶっちゃけ、ソライヌはそこまで賭け事には興味がないタイプの性格なので……ガッツリ勝負して競馬する！という気持ちではなかったです。
カイジみたいな記事を想像していた方はごめんなさい(´・ω・｀)。
お馬さんが走っている姿は好きなんですけどね……
勝負事より食い気が勝っている証拠ですね。

最初に訪れたのは「馬そば　深大寺」さん。
名前の通りお蕎麦やうどんを中心としたメニューを提供しているお店です。

ここでいただいたのは「いか下足天そば（550円）」。
モチモチプリプリのイカの天ぷらといりこの風味がガツンと効いたそばつゆにベストマッチなお味でした。
お蕎麦もツルツルで歯切れよくペロッと完食出来ました。
唯一ミスったなぁ…と思ったのが「冷たい」のボタンを見逃してアッツアツの「温かい」で注文をしてしまった事ですかね。
食べ終わった頃にはまぁまぁ汗かいてました。

競馬場の中って、こんなに広いんですね。

ちょっと歩いただけで色んなモノが目に入ります。
モニュメントだったり模型だったり。
これだけで楽しい。すごく楽しい。
……なんだろう、この社会科見学みたいなワクワク感。
右を見ても左を見ても新鮮みがある。

……しまった、歩いているだけなのに結構疲れる。

ちなみに初めて知ったのですが、競馬場には無料で飲めるお茶の給水機が至る所にありました。
ボタンをオスと紙コップが堕ちて自動でお茶を注いでくれるタイプの形式。
味は皆さんでも容易に想像がつくであろうよくある「緑茶」の味です。
常連らしきおじいちゃんが手持ちの水筒に一回一回注いでいる光景は少し微笑ましかった。

うん、美味し。こういうのでいいんだよ、こういうので。
思いのほかキンキンに冷たくてカラダに染み渡ります。
ありがたい。これで脱水症状にならずに済みますね。

さてさてお腹も喉も満たされて、気分が良くなったソライヌ。
あれだけ前置きで「賭け事はちょっと……」と言ってた癖になんと初めての競馬に挑戦することに。
言うて掛け金は100円ですが。
……このタイプのマークシート見たの、模試以来だな。

とりあえずインターネットの検索で引っかかった記入方に倣って好きなお馬さんと掛け金に鉛筆でグリグリと印を付けて、ナゾの機械にぶち込めば……

こんな感じで馬券がもらえます。
すげぇ、初めてモノホンの馬券買っちゃった。
今回ソライヌが賭けたのは「タイセイマロン」と「トンコツラーメン」。
ほぼほぼ人気を見ずに完全に名前の響きだけで決めました。
マロンとラーメン、とっても美味しそうな名前を背負ってくれてるから、きっと勝つよ(暴挙)

なお詳しい書き方や強い賭け方に関しては、お察しの通り自分では解説出来ませんので……各自調べてください。
とりあえずソライヌの賭けた方法は「単勝」。
とにかく応援している馬が1番になればいいという、最もわかりやすいスタンダードな賭け方です。

中継モニターは場内にも場外にも設置してありますが、今回は外に会った巨大なモニターで観戦。
たぶんここは本来パドックになってるぽい。

そして結果は………………！！！！なんと………………！！！！

…

……

…………

残念ながら1番にはなれず(´・ω・｀)
タイセイマロンが5位、トンコツラーメンは10位の結果となりました。無念。
まぁそういうこともあるよね。

過ぎてしまったものは仕方ありませんので、当初の目的であるお散歩を続行。
それにしても広いな東京競馬場。
フラフラ歩いただけで色んなものがありますね。

謎の噴水があったり。
子供向けの公園もありました。

なんとまぁ敷地内に競馬博物館まであるんですね。
展示内は撮影NGの所が多かったので内部の写真はあんまりありませんが、謎に歴史やドキュメンタリーの紹介映像作品のクオリティが高くてビックリしました。

自分は競馬の知識のほとんどをウマ娘から学んだので、実際のお馬さんに関する知見は少ないのですが……好きな人が見たら興奮しそうな名馬たちの貴重な資料がたくさん保管してありました。

あっちへフラフラ。こっちへフラフラ。
う〜〜ん、にしても広すぎる。
軽く場外を巡るようにグルっと1周しただけで、結構体力を奪われてしまう。
途中で日陰から1ミリも動かない放牧馬を見つけたり、噴水広場らしき場所で涼む子供達に若干の羨ましさを感じつつも、一旦また場内へ帰ってきました。

暑い、疲れた、お腹が空いたっ…！
という事で軽食を続きにフードコートへ直行。
へへ…ここでは食べたかったものに目星を付けておいたんだ…！

「鳥千」さんの「骨付きフライドチキン(370円)」。

これがまぁ〜〜……………………絶品でした。

フライドチキン、と言えばケンタッキーのような分厚めでスパイスの効いた衣を想像する方が多いかと思いますが、鳥千さんのフライドチキンはまた別物です。
例えるなら「おっきいチキンカツ」が正しいのでしょうか。
パン粉を纏った大ぶりのチキンを1口かぶりつけば、サクサクジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。
チキンそのものの味は割と薄味めなのですが、付属で貰える塩を調整しながらかける事で、お好みの塩味加減で楽しむことが出来ます。
ちなみに同じ値段で骨無しタイプも選べますよ。
…………これはねぇ、ビールかレモンサワー。
次来る時は飲んでも大丈夫な日に来ます。絶対。

お腹も膨れて、お茶も飲んで。一息ついて。
ひとまず落ち着いた。
そんなソライヌの次なる行動は……

………ここまで来たら、当てたくない？
ソライヌはこういう性格しているから、実際は賭け事やらない方がいいハズなんですけどね。
でもほら、~~note的にはこういうのやっておいた方が記事にしやすいというかなんというか~~何事も勉強って大切ですからね。

今度は確実に的中させるために「複勝」の買い方で購入してみました。
さっきの単勝が1位を当てる買い方なのに対して、複勝は応援したいお馬さんが1位、2位、3位のどれかに入っていれば的中扱いになる買い方となってます。
多分一番当てやすい購入方法だと思う(イヌ調べ)
ただしその代わり配当額の倍率もその分安くなっています。

応援するお馬さんの選び方も自分なりに少し真面目に選定。
パドックの中継を見て馬の様子を観察してみたり、特に意味もなく腕組みをして悩んでみたり、白熱しているおじさん達の話し声に耳を傾けて見たり。
そうして選んだのは「ジオパーククラウン」と「ガットネロ」。
ジオパーククラウンには我らが武豊選手が騎乗していた事、ガットネロは1番人気かつ近くにいたおじいちゃんが話していた「今回のガットネロは仕上がってる」の一言が決め手でした。

さぁ……！運命のレース開幕っ……！
果たして結果は……！！！！