見出し画像

Well-being(ウェルビーイング)

 4月から新しい事に挑戦してみようと思い、その準備でゆっくりと時間を取るのが難しかったため、暫く投稿ができませんでした。2023年になって気持ちが前向きになったのか、将来について考えたり、新しい事に挑戦してみようと考えるようになりました。現在の仕事も1年が経過して精神的にも少し余裕が生まれたのかもしれません。


Well-being(ウェルビーイング)

 2月25日に武蔵野大学通信教育部開設 20 周年開学シンポジウム「ウエル・ビーイングをめざして」にオンラインで参加しました。
 「Well-being(ウェルビーイング)」とは、人々の持続的な健康、幸福、満足と言った概念ですが、定まった訳が無いため、日本でもウェルビーイングと言う言葉が使われています。厚生労働省の資料「雇用政策研究会報告書 概要(案)」(https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000467968.pdf)では、”ウェル・ビーイングとは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念。”と定義しています。

 ウェルビーイングについては日本政府も関心を寄せているようで、経済財政運営と改革の基本方針 2021(2021年6月閣議決定)において「政府の各種の基本計画等について、Well-being に関するKPIを設定する」とされ、Well-being に関する関係府省庁連絡会議が設置されています。また、「満足度・生活の質に関する調査」も毎年実施されています。

 シンポジウムではウェルビーイングに関して、「ポジティブ心理学」と「コミュニケーションスキル」に関するの講演と討論が行われました。私にとってはカウンセリングにも繋がる話題で興味深く講演を聞くことができました。

「ポジティブ心理学」 
 従来の心理学はネガティブ感情に焦点があたりがちでしたが、ポジティブ心理学はポジティブ感情にも注目しながら幸福を研究する学問として注目されています。ネガティブ感情はポジティブ感情よりインパクトが強いため、幸せを感じるためにはネガティブ感情の数倍のポジティブ感情が必要だと言われています。

「コミュニケーションスキル」
 何に幸せを感じるかは人それぞれですが、人間は関係の中で生活しています。現代の社会環境においては、円滑なコミュニケーションに幸せを感じることも多くあります。
 最近、社会(学校や企業)ではコミュニケーションの重要性が叫ばれ、学習や研修で取り上げられる機会も増えています。そして、そのスキルは学びやトレーニングによって高めることができるとされています。コミュニケーションスキルはカウンセラーにとっても重要で、それはカウンセリングマインドやカウンセリングテクニックと共通しています。

 今回のシンポジウムに参加して「ポジティブ心理学」と「コミュニケーションスキル」については、もっと勉強してみたいと感じました。 


この冬、数十年ぶりにスキーに出かけました。冷たい空気を感じながら、雪山と青空を眺めていると何か清々しい気分を感じました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?