見出し画像

「カウンセリングの学びを日常会話に活かす」MSA認定カウンセラーセラー養成講座(2023/11/5)

 MSA(メンタルサポートアカデミー)の第21期カウンセラー養成講座(2023/11/5)に参加しました。今期の講座も来月の成果発表会・公開講演会で最後です。今回は今期の講座の総まとめの復習、認定講師によるカウンセラーにとっての発信力の講義、メンタルヘルスのセルフケアがテーマでした。今回の講座の話題のひとつを紹介します。

カウンセリングの学びを日常会話に生かす

 日常会話(コミュニケーション)において、相手との関係は大きな影響を与えています。相手との関係を築く上で大切なことは、相手に安心感や信頼感をもってもらうことです。そのためには、まずはカウンセリングマインドをもって相手に接することが有効です。

☆彡会話におけるカウンセリングマインド☆彡

〇相手に関する関心
挨拶
 挨拶は関係の始まりです。相手の存在を認めることです。親しい相手、苦手な相手、初めて会う相手であっても、挨拶から関係が始まります。
観察
 関心をもって相手を見ることが大切です。言葉だけでなく、相手の顔つき、服装、仕草、動きからも、相手の気持ちを感じることができます。
〇相手に対する配慮
・会話のタイミング
 相手の話を引き出す際には、時間や場所を考慮して、会話をすることが必要です。また、話しやすい雰囲気作りも大切です。
・傾聴
 傾聴は相手の話をしっかり聞くことです。もし、相手に話したいことがある場合、悩みごとがある場合、不満・不安がある場合は、傾聴は特に効果的です。
〇相手の気持ちを理解する
・安心感
 傾聴により聴き手に徹することにより、相手が安心を得ることができ、それは信頼感に繋がります。
・共感的理解
 相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解することが大切です。

☆彡傾聴による会話の技術☆彡

・相手に関心を持って話を聴く
 無反応にならずに、あいずち、うなずきを入れることが大切です。コミュニケーションにおいて視覚情報は大きなウエイトを占めています。
・相手の気持ちを表す言葉を繰り返す
 相手の言葉を同じ言葉で繰り返して返すこと、相手の言葉を要約して返すことが大切です。これは、相手にしっかり聞いていますというメッセージを与え、共感しているというサインになります。
・沈黙や間を大事にする
 沈黙を恐れずに相手の言葉を待つことが大切です。沈黙は相手が話したいことを整理している時間かもしれません。
・相手の会話をさえぎらず、最後まで話を聴く
 人は自分の話をしたい生き物です。会話の途中で相手の話を遮って、自分の話を始めないことが大切です。
・相手を受容し、共感的に話を聴く
 会話では、まず相手の気持ちを受け止めることが大切です。お互いに考え方や価値観が違っていても、共感的に傾聴することが大切です。 

☆彡会話はお互いを尊重し認め合うこと☆彡

 人は、性格、価値観、経験、背景がそれぞれ違います。コミュニケーションは、そういったフィルターを通して行われています。
 円滑なコミュニケーションは、自分も相手も尊重して、認め合うことから生まれます。


☆今回の写真☆「富士山の吊るし雲@ほったらかし温泉」
 温泉は身体が温まってリラックス効果があります。先日、朝風呂と富士山の絶景を楽しむために山梨県を訪れました。お風呂から富士山の吊るし雲を見ることができました。
 吊るし雲は、上層の強い風と湿った空気によって発生するため、低気圧や前線の接近によって発生することが多く、悪天(天気の悪化)の前触れと言われています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?