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聖地巡礼〜今幸せ、が連れて行く場所〜2. ナニャドヤラ(青森南部に伝わる盆踊り)

青森県南部他東北地方に古くから伝わる「ナニャドヤラ」という謎多き盆踊りがあります。


私は盆踊りが大スキ♡ 亡き祖母と一緒に岐阜県の郡上八幡まで踊りに行った事もあります。新卒のOL時代、日本舞踊部に入り東京の中央区盆踊り大会で夜通し踊った事も。どんなに疲れていても歌が始まると体が動いちゃうんです^^それはさて置き。

ナニャドヤラの歌詞はこんな風です。

ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ

ナニャドヤレ ナサレデ ノーオ ナニャドヤレ

ナニャドヤラヨー ナニャド ナサレテ サーエ ナニャド ヤラヨー

ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ ナニャド

これはヘブライ語の軍歌なのではないかという説があります。大正時代に、神学博士・川守田英二が「御前に聖名をほめ讃えん」という意味だと唱えました。

また、民俗学者の柳田國男は彼の短編「清光館哀史」でナニャドヤラについて書き起こし、「何なりともせよかし、どうなりとなさるがよい」 と、祭りという特別な日に、村娘が男に向かって呼びかけた恋の歌、としています。

謎めいた歌詞の解釈については諸説あり、その真偽の程は分かりませんが、今回訪れたキリストの里伝承館は、ナニャドヤラの他にもこの地にキリストとの繋がりを感じさせる風習が多く残っている、と伝えています。

ヘブライ語の歌、といえば私は「ハバナギラ」という曲を思い出します。

このMIXリストの最初の情熱的なダンスパフォーマンスがスキ♡です。日本の盆踊りみたいな手の振りも出てきます。

子供の通った幼稚園のお遊戯会では、年中さんに「世界の国々の文化への理解を深める」というお題があり、世界各国の歌に合わせて踊りを踊ります。

その中で私にとって印象深かったのがイスラエルの歌、ハバナギラ。

辛いこと忘れて

さあ歌おう

若い娘 踊る

にっこり笑う

満月だ

という日本語にアレンジした歌詞に合わせ、子供達がアラビアンナイトの様な衣装でタンバリンを片手に踊りました。

ずっと続く独特の高揚する様な節回しに、自分が子供の頃に夢見た異国の地に思いを馳せました。

砂漠。らくだ。色とりどりのバザール。美しい衣装に身を包んだ娘達。

砂漠…というと私の中には、ピラミッドを背景に流浪の旅をしながら祈っている…というヴィジョンが浮かんで来ます。

エジプトに行った時の事は、拙著「ひぃふぅみぃで心の岩戸を開けよう」の冒頭で少し触れています。

またいつかエジプトやヨーロッパの旅の思い出も書いてみようかな^^

因みに、キリストの墓のある青森県新郷村には日本にある七つのピラミッドのうちの一つと言われている「大石神ピラミッド」があります。

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とっても不思議なところでしたよ♪

ハバナギラの歌詞はこんな風です。

喜ぼう
喜び 幸せになろう

歌おう
歌い 幸せになろう

目覚めよ兄弟
幸せな心と共に

この歌詞に思う事と、私のヘブライ語にまつわる幾つかの不思議なエピソードについて、次回書きたいと思います。

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キリストの里伝承館。キリストの墓をずっと守って来たと言われる沢口家の紋章は五芒星。

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えじこ(嬰児籠)は、昔子守をしながら農作業をしていた東北地方の農家の人々が、子供をそばで寝かせておくために藁で編んだあたたかいかごで、その藁は普通の、稲を収穫した後の藁ではなく、まだ生えたばかりのふわふわのやわらかい稲藁で編んだそう。えじここけしは東北地方の伝統工芸品になっています。伝承館によると村には、赤ちゃんを初めて外に連れ出す時、その額に墨で十字を書く風習がある。足がしびれたときにも額に十字を書く。亡くなった人を埋葬すると、その上に3年間は十字の木を立てる風習もある、のだそうです。


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