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脳は変化をきらう

おととい、2分で前の番組と入れ替わって、ヘッドフォンを挿したら音が聞こえない…えっ?といぶかったが、すでに1分を切りそうなので仕方なくそのままオンエアー(T . T)ややや、自分の声の返りがないって、ひゃー、ちゃんとしゃべってるのかぁ?と。こういう時、脳はパニックになる。いつもとちがうことに対処するには新しいシナプスの連携にエネルギーを必要とするから?そういうわけで、ビビりながら55分しゃべった。途中、楽曲中に再度確認してみたがダメで、このままやり過ごすしかないのかと観念した。一期一会というが、はじめて聴いたひとは、ええっととかあーっとか、多いひとだなと思ったにちがいない。
よく、何でそんなにいろいろ、掛け持ちみたいにできるの?とすごいですね的な目で見られることがある。何のことはない、以前からやっていたことをやめないで、もうひとつ増え、それもやめないで、また、次が増えただけのこと。1番長いのは35年、次が、29年、28年と続く。それぞれは、すでに慣れたことなので、惰性でとはいわないが、そこそこ、神経を使わなくてもクォリティを保てる状態にはあるというだけのこと。勤勉に毎日毎日やっているわけでもない。残念ながら、それぞれが専念せざるを得ないほど大成していないという事実もある。わたしの場合、しゃべるのは、書くことの上に乗っかって派生したものだから同類。もちろん、やり直しが効かないから生でしゃべる方が難しい。

日本は、年度末新年度が、春からはじまるので、3月4月は変化の多い季節になる。急に転勤するとか、部署が変わるとか身分が変わるとか…それに伴って結婚するなんておまけがつくこともあるだろう。そうそう、その春は、冬場、寒さでじっとしていたからだが、急に活発に動き出して、ストレスフルに陥って、肝機能に代表される代謝系の不具合を生じることが多い。みんな、こころとからだを酷使している自覚がないからきちんとケアができない。自覚できないくらい目の前のことに追われていてきちんと顧みることができないのだろう。肝の不調はやがて精神的な不具合に進む。
春のひはひねもすのたりのたりかな、というが、この場合、それは縁側のネコくらいにしか許されず、のたりのたりしていられないひとがほとんどだろう。そうして、GWが明ける頃には半分皐月病化したひとが量産されてしまう。それだけ、ヒトは変化に弱い証明といえる。
しかし、反対に、不平不満をいいつつも、人生のお終いまで、結局は別れることなく連れ添って、しまいには、まぁ、それはそれで結果的には良かったのかもしれないと、返ってお互いを労わりあうような老夫婦になる幸せなパターンもある。脳の、変化をきらう性質に積極的に争わなかったのだ。だから、サッと変化を遂げるのがいいのか、ずるずるいくのとどっちがいいのかはわからない。

ややや!とビビった放送はこちらです。https://stand.fm/episodes/65f25b36dff2ae5cdfa2861c


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