やまかわそら

著述家、番組パーソナリティ、おうち薬膳研究家として、俳句からショートドラマ、小説まで執…

やまかわそら

著述家、番組パーソナリティ、おうち薬膳研究家として、俳句からショートドラマ、小説まで執筆...noteでは、偉大なる数学者・教育者、1901年生まれ、故岡潔先生の講義録読解説、先生の思想哲学にインスパイアされたオリジナルを掲載

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「あけぼの」のそらへ

noteで岡潔先生講義録からインスパイアされた記事を掲載しはじめて一年が過ぎた。担当する番組でも度々とりあげているので、また、しゃべってるよ!と思われるのかも知れないが、いい続ける。何故か? このままいくとマズ過ぎると思うから。世の中が余りにも末法末世化していて、ついつい文句をいいがちだが、かといって自分ひとりが何かしても無駄だ、ラチがあかないとも思っていて善や光はいっこうに形にならない。 世界を変えるのは日本人といわれたりもするが、その日本人のオリジナルの精神性を本人たちが

    • 夏の風物詩

      赤紫蘇がすごい勢いで伸びたので、塩でもんで3年前の梅干しに投入した。一方の青紫蘇には、時折、小さいバッタがピンピン跳ねていて、「あのサ、おばちゃんも紫蘇食べたいから、あっちもこっちもかじらないで、1枚ずつ食べ終わってから次の葉にね」といってみる。だが、あまり効果はなく、仕方なく穴の開いた葉を食べることもある。独りでノリツッコミ状態で暮らしているが、こーいうのわたしだけなんかね?とふと思う。庭の、入れ替わり勝手に生えるひとたちに季節の移ろいを実感しつつ、今年は夏が遅かったから、

      • しあわせの必須条件

        ◯はじめに ここでは、日頃からnoteにアップしている諸々の総集編みたいな感じで記してみます。ノウハウを知りたいひとよりもover50で人生経験のある方と「あー、そうよねぇ、ホントね」と共有できるイメージです。腑に落ちていないものは書かない主義ですが、あくまで個人的な見解ですので、あしからず。 ◯もくじ ・運ばれていくいのち ・嵐はいつか過ぎる ・あきらめと自然の流れ ・主語のいらない会話 ・自由自在だから万能 ・おにぎりを分け合う ・あんなヤツ許せない ◇( ̄ー ̄)v運

        • 無知という自覚

          今年は梅雨が遅かったから、うだるようなの形容はここではまだだけど、すぐ、追っかけで猛暑がくるんだろう。実は、その夏にいい〝飲む点滴”甘酒が苦手で、子どもの頃からノーマークだったのに、この春先にある方から自家製の甘酒と麹をいただいて、再現してみたらうまいっ(^O^)と驚いて即採用した。炭酸でジェイクしてレモンを搾ると、あら、懐かしいヨーグルト味。20年ほど前に同じようにマヌカハニーの出現で、はちみつ嫌いを克服した経験があって、その20年くらい前には赤ワインを…つまり、おいしいも

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        「あけぼの」のそらへ

          あげあしとりの時代

          おとといから妙に涼しい。梅雨にちょっと逆戻り…この妙って、絶妙って言葉でも遣うけど、英語のジャストよりもっと奥行きがあるというのか、最適でびっくりしちゃうって心的な意味も含んでいるよね。もともと、わたしたちの感覚は、妙観察知(みょうさんざっち)が主体だったんだから、大脳で恣意しない、ハッとわかる感覚が発達してる。いや、もうだいぶ過去形になってしまって、あーぁ、って思うね。そのうえ、対話でも欧米的に自分の頭の中の文法で一方的にまくしたてて主張するのがふつうになってきて、会話が成

          あげあしとりの時代

          都知事選に思うこと

          地方在住者だが都知事選には注目している。TVも新聞も見なくなって5年は経つので、候補者の演説もyoutubeで見る形にはなるが…今回は選挙に行くと答えるひとが増えてきたのは良いこと、わたしたち庶民があきらめ気分で無関心でいたことが、矛盾する世の中を助長した原因でもあったわけだから。都民のみなさんには、暑いところ恐縮だが、ぜひ、投票をお願いしたい。よろしくお願いします!主義主張はそれぞれちがうし、応援する候補者がバラければ、一挙に庶民の逆襲とはならないかも知れないが、ムーブメン

          都知事選に思うこと

          不安定を乗りこなす②

          水路に白鳥がいた。最初は、頭を水面下にぐるんと潜っていて、何なの?と凝視した。ときおり正しい位置に戻るものの、また、ぐるん、ボートが転覆している状態になるから写メチャンスがこない。しかたなく、先の方に歩いていたらスイスイーと追いかけてきたので振り向いてパシャリ…他には仲間の姿がないが独りぼっちなのだろうか、心配になった。わたしなど、1人で何処へでも行くし、この歳になると相方がいなくてほんとうによかったと安堵したりするが、ふつうは、白鳥は2、3羽でいるもの、と固定概念、先入観、

          不安定を乗りこなす②

          不安定を乗りこなす①

          前の記事で、喩えにサーフィンを持ち出したので、不安定についても考えてみよう。脳は変化(エネルギーの消費)を嫌うから、なるべくきのうもきょうもおんなじがいいと思い込まされている。しかし、その、きのう、きょうは、わたしたちの顕在意識がずーっと線形に引っ張ってつなげている産物なので現実を表していない。1つ1つのコマは事実(起こった経験した)だが、それをつなげて実体っぽいしかも安定(固定)している世界が存在すると思い込んでいる。だから、突然の変化があると、ややや、と動揺する。善いこと

          不安定を乗りこなす①

          感情のサーフィン

          タイトルには何の関係もないが、何処かに出張する度に何気ないスナップがフォルダに増してゆく、すごいスピードで。整理しなくちゃと思いつつ命に別状ないのでほったらかしになる。己の性質には常々呆れているが改まらない。 最近、昔に比べたら(精神的に)強くなったなと思う、強靭といえるくらいに。20代前半なんて、ショックなことがあると2、3日寝込みそうな勢いで落ち込んだ記憶がある。日々、まわりの出来事に翻弄されたし、根気のない性格だったから初志貫徹できる自信もなかった。人生は大海を渡る小舟

          感情のサーフィン

          受けとりちがいといいわけ

          色の感覚はひとそれぞれだから、ソレは赤、いやオレンジよという具合になる。日本では虹は🌈7色だが、そうでない国もある。それは、まぁ、たいしたことではないが、もし、信号の🚥赤が赤(せめて赤に近い)と見えなければ危ない場面もある。日頃は、誰にどんな風に見えているのかなんてあまり気にして生きていないが、それは単なる見え方の差だけではなく、生き方=ものさしの差にもつながるといえばどうだろう。尺度というが、この尺は長さの単位で、昔は葬儀業界では、棺桶のことを6尺、ろくしゃくと呼んでいたら

          受けとりちがいといいわけ

          世界線とパラレルワールド

          誰もいない喫茶店やレストランに入ってしばらくすると、いつのまにか満員御礼になる。「あなたは場の空気を変える周波数がありますね」といわれたことがあって、へっ?と思ったけど…その日、オープンから間もない時間帯に超有名なカフェで店内を見渡せる席に座った。試しにこの写メを撮った途端からどんどん来店して、あの瞬間に映さなかったら紫陽花の向こうはおばさんだらけになった。 いついつから世界線が変わりました、とかいうけど、それって今まで固定されていた世界がちがうものに変わったようなニュアンス

          世界線とパラレルワールド

          シンクロニシティもどき③

          ②で、そもそも時間なんて概念はこの200年足らずのもので、便宜的にあるいは誰かの意図で共通認識が形成されたんだろう的な説明をした。わたしたちの意識は、エネルギー保存の法則のごとくにずーっと存在しているから、これまでの超長期の経験の1つ1つや願ったこと恐怖したこと、ありとあらゆることはデジタルにカードのように存在し続けていて、ある時(Now)同じ周波数が共振するとポンとエネルギーの波が増幅し現象化(顕在化)して、あ、そこにいたんだ、おひさしぶりみたいに感じる。そもそもすべては同

          シンクロニシティもどき③

          シンクロニシティもどき②

          あ、コレ、昔、わからないままでそのうち忘れた?の答えだな、と思うことがたまにある、それも確信的に。ブーメランが遠い宇宙の果てを周って目の前に戻ってきたかのように…①で眼耳鼻舌身意の五感と書いたが、般若心経には「時」の解説は出てこない。色即是空、この世とあの世のすべての現象は空だといっているが、その空をからっぽで虚しいとイメージするのは早計。何もないことをイメージさせるゼロ(日本語では零れい)は+も-も含んでいるし、中庸は陰陽どちらにも偏っていないいちばん安定に見える一瞬の描写

          シンクロニシティもどき②

          シンクロニシティもどき①

          けさ、youtubeで、わたしの大好きなパウリ先生のシンクロニシティ(ウヌス ムンドゥス)の解説を見つけて寝床で観た。時々、番組で語りながら自分でも訳がわからなくなりそうになるから、1ミリとて正しくは伝わってないのだろうと反省するが、先日、別の動画で、へぇ、こんな映画があるんだ!と興味津々になった。トムハンクス主演のその映画は、フェデックスの配達員が航空機不時着により4年の歳月を無人島で生きながらえることを余儀なくされ、ついに脱出に成功して…という物語。実は、わたしは、25歳

          シンクロニシティもどき①

          時節とタイミング

          花は、菖蒲からハスや水蓮にバトンタッチかな、紫陽花は今花盛り。 木星が双子座に入って、秋には本格的に水瓶座支配の20年になる、と。若い頃、あなた変わってますね、と真顔でいわれ続けていたわたしは水瓶座、しかも、数え年還暦なので、水面下で何かが動き出している気がする。よかった、人生後半生で、自分らしくいればいいのは楽ちんだよね。えっ、いいのソレで!へぇ、みたいな。いつも仕事の現場では、涼しい顔をしつつ、水面下で白鳥が必死に水かきをフル稼働させているように大脳前頭前野を使っているが

          時節とタイミング

          ラジウム温泉のヒロコさん

          山中のラジウム温泉で充電した。飲用可の温泉を飲みのみ、入浴→うなぎ&ラガー→入浴→とろろご飯&ラガー→枕と毛布で昼寝→入浴…(^O^)青紅葉もいいもんだなぁ、お日様を仰ぎ見ながらリフレッシュする。 ヒロコさんは、広間のすべてをちゃっちゃと執り仕切っていて、接客中は電話にも出ない。どおりで、事前に問い合わせしても留守電だったはず。それでもメゲずにバスできたのだからのんびりしよう。実は、とろろ+ご飯+漬け物はメニューにはなかったが、食べたい!といったら「もちろん」と即答でこしらえ

          ラジウム温泉のヒロコさん