裁判所職員を辞めてから一年が経過した今の心境。
2023年3月31日夜10時前、裁判所での最後の勤務を終え、職場に残っていた同僚、先輩への挨拶をして帰宅した。裁判所を後にしたときの気持ちは今でも鮮明に覚えている。外に出てまだ明かりの点いている自分のいた職場を振り返ったとき、もう二度とここに来ることはないんだ、という実感がわいて、不思議な気持ちになった。辞めた日の正直な気持ちは、ようやくこの辛い日々から抜け出せる、という解放感と安堵感が強かったように思う。そのときは完全にキャパオーバーな状態で働いていて、心身ともに疲弊して