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【飲食業界】2/15ニュース~


砂糖卸値、41年ぶり高値
粗糖上昇 菓子需要回復も

砂糖の国内卸値が最大6%上昇し、およそ41年ぶりの高値をつけた。原料糖(粗糖)の上昇などを受け製糖各社が特約店に通知した2022年12月~23年1月ごろからの値上げが、流通市場で浸透した。需要家は政府の新型コロナウイルス感染防止対策の緩和を追い風と捉え、菓子類の需要回復をにらんでいる。卸値の上昇は、小売価格にも波及する可能性がある。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230215&ng=DGKKZO68466120U3A210C2QM8000

【解説】

砂糖の卸売値が最大6%上昇しております。卸売値の上昇が数か月後には一般消費者への小売価格に反映していきます。菓子類の需要回復・アフターコロナの旅行などでお土産需要が高まることが予想されるため、小売価格の上昇は大きくなるとみられます。
しかし需給の安定を目的に、農林水産省は各社には四半期ごとに原料糖の供給枠を割り当てているため、製糖各社の供給量は制限があります。需要増に供給が追い付くように、官民で対策が必要です。

バイト時給2.9%高 1月三大都市圏 飲食で求人拡大

リクルートが14日発表した三大都市圏(首都圏、東海、関西)の1月のアルバイト・パート募集時平均時給は前年同月比32円(2.9%)高い1142円だった。学生バイトの学校卒業などに伴うスタッフの入れ替えを見据えた飲食店の求人が目立つ。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230215&ng=DGKKZO68466210U3A210C2QM8000

【解説】

飲食店は2~3月に学生が卒業するため、採用計画としては11~1月にはアルバイトの採用を増やす必要があります。飲食業界の採用難は増しており、時給が低い求人は応募がほとんど来ません。前年同月比で52円(5.0%)の増加は経営側には大きな影響です。
時給を設定する際に、労働時間当たりの売上または利益を基準に考えることをお勧めします。
時給1,000円のスタッフが3人で営業する場合は、1時間で1万円売り上げた場合人件費率は30%労時売上は3,333円になります。お店の営業は立ち上げ作業・締め作業もあるので、1日単位で計算します。
『自社の人件費率を○○%にしたいから、1日の売上は○○円で労働時間は○○時間で計算すると時給を○○円にする。』
適正な時給と労働生産性をしっかり計算しましょう。
人手が足りないからと単純に時給を上げるのではなく、オペレーションを改善して労働生産性をあげることも必要になります。

レタス4%高、寒波で供給減

農林水産省が14日公表した食品価格動向調査によると、2月6日の週(6~8日、全国平均)の野菜小売価格は、調査対象の8品目のうちレタス、ダイコンなどが前週に比べて1~4%上がった。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230215&ng=DGKKZO68466300U3A210C2QM8000

【解説】

野菜の値上げが止まりませんね。今後新型コロナウイルス対策の緩和が進み、飲食店での野菜消費が増えることが予想されます。現時点で供給が追い付いていない品目は更なる値上げが続くかもしれません。

都、マスク着脱は個人判断で 来月13日~5月7日

東京都は14日、政府による新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」へ移行するのに伴う対応策を公表した。都の基本的対処方針を変更し、3月13日から5月7日までの間、国の方針に合わせてマスク着脱を個人の判断に委ねる。学校の卒業式では児童・生徒や教職員がマスクを着用しないことを基本とした。

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20230215&ng=DGKKZO68461260U3A210C2L83000

【解説】

コロナ対策の緩和が具体的になってきました。飲食店のマスク着用は今後どうなるのか、業界ごとのガイドラインの発表に注目しましょう。3年前までは飲食店の従業員がマスクをすることはよく思われていませんでした。現在はマスクをしない従業員を見ると違和感がありますね。3年間で生まれたマスク文化はどれほど薄まるのか、このまま残るのか、この数カ月が焦点になりそうです。

【飲食業界2月15日ニュースまとめ】


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