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記録するノートをフィラーノートからルーズリーフへ変えた(ノート術)

休職してから、色々な出来事を書くのに、これまで仕事でも使ってきていたA4サイズのフィラーノート。
フィラーノート自体は、今でもとても使いやすい物と思っているが、これだけ長い期間を休職すると、ノートの冊数が増えてきてしまった。
ノートを見直すにも、どうも振り返りにくい状況になっている。

そこで、9月からはノートの整理の仕方を変えることにして、その方法で実践していっている。

用紙について・・・筆記具との相性

使うのはA5サイズのルーズリーフ。
用紙は、無地のもの。
使い心地から、マルマンの厚口中性紙というのを使っている。

この紙の良いところは、万年筆でもボールペンでも鉛筆でも、自分が使う筆記具はどれも相性が良いこと。
一番気がかりなのは、やっぱり万年筆を使うとき。
万年筆で一番多用するのはウォーターマンのもので、インクもウォーターマンの純正のブルーブラックを使っている。

このインクは、色味がとても好み。だから、使い続けているのだけれど、紙を選ぶ。
例えば、MOLESKINEの場合、滲むことがあるし、裏写りもする。紙をインクが通り過ぎてしまう。
無印のノート類も種類によっては、インクが通り抜けてしまう。
コクヨの場合、一番有名なキャンパスノートの場合は紙の繊維が緻密すぎて、紙の上に完全にインクが乗ってしまいすぐに乾かず、書いたところに手が当たるとインクが手について紙の上も手も汚れてしまう。
だから、コクヨの場合だとちょっと紙の質がキャンパスノートとはちがうフィラーノートが一番相性が良かった。

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マルマンのルーズリーフ用紙は、7年くらい前に気になって購入していたもの。それが机の周りを整理していた際にどっさりと出てきたので、丁度良いタイミングと思い変えることにした。
マルマンといえば、ニーモシネという高級ノートの商品群があるが、その書き心地が良かった印象もあり、ルーズリーフの紙にもこだわりが有りそうと感じたので、購入していたのだ。
7年前に試しに使っていたけれど、万年筆との相性も良かったので、一軍昇格になった。

ノートの引き継ぎ問題

フィラーノートだけではなく、どのノートにも共通の課題は「引き継ぎ問題」だと思っている。
ノートを一冊使い終わったときに、そのノートをどのように整理するか。
フィラーノートの良いところは、ミシン目が付いていて切り離すことができる事と、最初から2穴の穴が空いていて、ファイリング出来るという事。そのため、普通のノート類に比べると引き継ぎ問題は起こりにくい。
前にも書いたけれど、休職期間を通して使っているノートの冊数がかなりのものとなってきた。ノートの良いところは、そのまま時系列になっていることだけれども、冊数が増えてくると、以前書いたことを見ようと思っても全てを持って歩くことも出来ず、困る。

iPadではダメなのか?

そこで、通院している際のメモやノートは、全てiPadにしてみようとチャレンジしてみたこともある。
ノートをたくさん書いても、物理的な体積が増えることはない。
ということで、iPadAir3を丁度昨年末に購入していたこともあり、Good Note 5というアプリを使って、こちらでノートをとることにした。

しかし、これがあまり使い勝手が良くなかった。
というのも、バッテリーがしんどいという事。
一日中、画面を開きっぱなしの状態で使っていると、バッテリーがギリギリだったりする。Appleペンシルもバッテリーがぎりぎりだったりする。
朝の9時半から夕方の3時半頃まで、昼食の1時間を除いてずっと開きっぱなしになる。結構電源問題はシビア。

それから、クリニックで渡されるワークシートは当然ながら紙である。
サイズはA4。
そのワークシートを書くには、当然ながら普通の筆記用具を使う事になる。そうすると、筆記具とAppleペンシルの両方を持ち替えながら使う事になる。
これが、結構ストレスにつながった。

結局、リハビリプログラムの関係上、紙で扱う方が優先されることもあり、iPadAir3を使う事をあきらめた。

書いた紙の整理方法

元々、整理整頓がとても苦手である。
ルールを決めても、面倒くさくなれば、というか鬱状態や混合状態に突入すると(このnoteだけを読んでいる人は、「身体との対話」を読んでいただければ、今の状況についてわかります)、整理整頓することが出来なくなる。
なので、できるだけ簡単な方法で、そして見栄え良い方法はないかと考えていた。
そして、これまた机の周りを整理していた際に、ルーズリーフの紙を購入したときに同時に購入していた、紙のフラットファイルを見つけた。

「あ、これだ」

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そう思って、書いたルーズリーフの紙を綴じていったところ、丁度良い感じになった。
ということで、書いた紙がある程度たまってきたら、フラットファイルに綴じていくことにした。

フラットファイルを閉じるときの工夫

フラットファイルを使うときに、新しい紙は上へ上へと積み重なる。
こうすると、元々ある程度まとめた物を綴じる際に、最初に綴じたかたまりの上に、時期のずれたかたまりがのっかることになる。
そうすると、ページをめくっていった際に、日付があっちへ行ったりこっちへ行ったり、書いた順にならないことが起こる。

そこで、わざとフラットファイルの向きを逆にして、一番古いのが底に来るような綴じ方、通常綴じるのとは逆向きに綴じることにした。

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こうすることで、横開きの本と同様の状態のページ進行になる。
なおかつ、新しいものは続きにどんどん綴じれば良い。
そうすることで、一つのファイルの中で時系列が崩れることがない。

また、月ごとに1冊のフラットファイルにしていけば、分厚くなりすぎることもない。
だいたい1ヶ月に書いた量は、次の写真くらいでだいたい60枚。

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A4のフィラーノートと比べると、紙の面積が半分という事もあり、だいたい倍のページ数になる。
しかし、サイズがコンパクトな分、ページ数が増えてもあまり気にはならない。この辺は、継続していくことで、使い勝手についてももう少し見えてくるだろう。
ただ、ひとまず現状の自分にとっては、とても使いやすい状況でもある。

今後の課題

今の自分の状態では、ここまでのことをするのは難しいけれども、少し調子が良くなってきた際に取り組みたいと考えていることがある。
それは、ノートやメモのデジタル化。
元々、フィラーノートを使っていたのは、ファイリングしやすいのと同時にデジタル化しやすいという事があった。
ドキュメントスキャナを購入しており、ある一定量がたまればスキャンし、OneNoteに保存するようにしていた。
仕事上のメモ類をOneNoteで一元管理することで、かなり書類の整理は出来る様になっていた。また、必要なものの検索もOneNoteはとても便利に使っていた。

今回の通院メモやノート類も、同様にデジタル化してどの端末でも見ることが出来るようにしたいと考えている。
そのためにも、ルーズリーフの紙で記録するという事は、今のところ何もマイナスではない。
将来性も考えたら、今の時点ではベターな方法ではないかと考えている。

そして、おそらくではあるが復職した際の様々なメモの管理も、この方法を活用することで出来そうな気がしている。

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