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20240507 「ふたり」 大林宣彦監督 新尾道三部作

「ふたり」という映画は、ちょっと特殊な公開のされ方をした。
まず、映画が公開される前に、NHKの総合テレビで2回に分けてドラマとして放送されたのだ。
放送された後に、映画館での公開。
ちょっと、なかなかそんなことってない。
そんなことって、ほかにあったかな?

まず、ドラマで放送されて、ビックリした。
当時、わが家の食卓のテレビは19インチの小さなテレビだったが、ブラウン管に映る石田ひかりの姿に心奪われた。
そして、映画館で公開されるときいて調べてみると、大阪では難波の千日会館というとても小さな映画館での上映だった。
そんなにロングランにはならない様子。
だから、公開されてすぐに観に行った。
テレビの放送が1990年の年末だったんじゃないだろうか。
映画の公開は1991年のことだった。

あれから、テレビでの放送もあまりされていなかったのではないか。
レンタルビデオで並んでいた頃に、一度レンタルして今の妻と一緒に見た覚えがある。
尾道にあこがれたりした。
それがかれこれ30年近く前になる。

Blu-rayになったことを知って、衝動買いをした。
そして、いよいよ再会。
もう、何だか涙が出てくる。
とても懐かしい以上の色々な感情が吹き出してくる。

手元に購入したことから、いつでも観ることが出来る。
これは、かなり嬉しい。
昔の映像は、その当時をぎゅっと閉じこめているのが解る。
それが、また良い。
また、あの時代に会いに行くことが出来る。

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