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デジカメ遍歴その1 CANON IXY DIGITAL 200

2000年に就職をした。
仕事をし始めた頃、カメラはもちろんフィルムが主流だった。
仕事で外の現場へ出向いたときなどは、コンパクトカメラを持っていき、結構きっちりと記録をとなれば一眼レフを持って行っていた。

ただし、当時徐々に仕事でデジタルカメラを使う必要性も出てきた。丁度2000年というと、WEBからHPへという感じで初期の頃。まだブログがなかった頃。携帯電話にはまだカメラも付いていない。
当時、職場のHP作成を担当することになった。速報性のあるページを作って欲しいということだった。とにかく、HPをつくり見てもらえるようにする。それが情報発信として有効ではないかという初期の頃だった。

文章だけでHPを作るのは、とても味気ない。だいたいの形は作ってはいたが、そこに画像を載せることができれば良いなと職場でなって行った。そうすると、やはりデジタルカメラの出番ということになる。

最初に購入したのは、2000年。実はこのデジカメではない。京セラのサムライという130万画素のデジカメだった。メディアはコンパクトフラッシュ。単3乾電池4本で動くもの。ところが20枚ほど撮ると、バッテリーはもう無くなっていた。消費電力が半端なく大きかった。フィルムカメラのフィルムを交換するように、電池を交換する感じで使っていた。画質も悪く、職場で購入していた同じく130万画素の富士フイルムのFinePixの方が出番が多かった。こちらは乾電池2本。そして、スマートメディアというペナペナのメモリに記録するもの。実はこれには利点があって、FDDへの変換ディスクが有ったため、とても使いやすかった。Windows98からUSBが使えるようになったが、まだ職場のパソコンはWindows95が中心。CFはノートパソコンのカードスロットから読み込むという方法をとっていたので、まだまだめんどくさかったのだ。まだ持ち歩きのデータはFDが中心の時代。外でPCを借りるのもFDが有れば何とかなったことも大きい。

次に購入したのが、キヤノンから出たIXY DIGITAL200。これが2001年。これもメディアはCF。130万画素のIXY DIGITALの初代から210万画素へと、2代目にバージョンアップしたばかり。2倍ズームが付いて、8MBのCFが付いてきた。そしてようやく値段も大分こなれてきていた。定価は72000円。フィルム一眼レフのEOS KISSの方が安かったかもしれない。3割引の丁度5万円で購入した。Windows98のノートパソコンを購入していたことと、職場にもWindows98が1台入って来た事もあって、USBでデータをやりとりすることが出来る様になった。自分のノートパソコンにカードスロットから取り込み、必要な画像をサイズダウンしてUSBメモリかFDに保存し、データのやりとりをした。

さすがに210万画素ともなると、130万画素よりも解像度が高いこともあって、PCで見るだけでなくプリントアウトしても何とか見ることの出来る画像になった。それでも、まだフィルムのコンパクトカメラの方が画質は遥かに良かったが。

次のデジカメを購入するまでおよそ5年、仕事でもプライベートでもあっちこっちへと持ち出して使う事になる。ただし、保存していたWindows98マシンが2004年にクラッシュして、それまで撮影していたデータは全て消えてしまった。ただし2004年以降のものは全て残っている。ここでMacを購入し、iPhotoというアプリでデジカメの画像を管理することが出来る様になったから。

久々に、それを見直していたら、210万画素でありながら、結構しっかりと写っている。
丁度、色々な時代を写し取れているのも、記録として価値があるかもと感じる。

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こうやって貼り付けて見ると、今のデジカメで撮ったものとあまりさはないようにも感じるが、やっぱり当時のデジカメは暗いところが全然ダメだった。ISOも100までしか無かったはず。それで写る範囲をという感じではあったが、フィルムカメラとそんなに変わらないと言えば変わらなかったこともあり、「こんなもの」という感じではあった。そう思うと、暗いところでも撮ることが出来るようになった今のデジカメやiPhoneというものの進化は、スゴイものだと改めて思う。

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