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20240703 復職メモ 2年と3ヶ月だけど、それなりに先端を走ってる?

復職してからは、全く経験のない部署へと配置された。
その部署での取り組みは、全くの門外漢。
ほぼほぼ知識ゼロからのスタート。
ただし、妻が職場は違えど、同じ分野でのベテランということもあって、わからないことやコンプライアンスに関することなどについては、質問することが出来るという環境ではあった。

復職するに当たって、面談をしていた管理職が、
「うちの職場のこの部署は、だいぶ進んでいると思う。」
と言っていた。
ところが、実際に復職して働き出して、妻に質問していったり、本を読んでいくと、全くそんなことはなかった。
そんなことどころではなく、とても遅れて周回遅れといってもいいくらいの状況。
そんな状況だったことから、職場での部署の人の助けは借りながらも、本を読んだり妻に相談してもらうアドバイスで取り組んでいくことになった。

で、そんなこんなで取り組んできた2年3ヶ月。
今日は、色々な職場での同じ分野の人たちが集まって、どんなやり方をしているのか?という事の交流をする研修会があった。
我が職場では、自分が一番手が空いているということもあって、報告者になった。
で、10以上の職場からの報告があったのだが、1年前に「その方法は効果的ではない」や、「エビデンスに反する」、「コンプライアンスに引っかかる」と言われている過去のやり方が、いくつもの職場から実践報告として上がってきたのだ。
これには、ちょっとビックリ。

ということで、わかったことはいつの間にか先端を走っている状況になっているということだった。
自分の中では、わからないことまみれ、どんな視点を持って取り組めばいいのか、軸となることは何なのかということを常に意識して取り組んできたことではあったのだが、それがまだまだ当たり前ではないということだったのが驚きだった。
そりゃ、かわらない。
そして、そうした実践の報告に対して、誰も評価や建設的な批判がない。
これが、自分の勤めている組織のとてもまずい所なんだろう。

だから、私たちを使ってくれる人たちの立場に立って、色々と研究したり、情報を集めたり、理論に則って取り組んだり、そうした努力をしてきた人たちは、絶望してさっさとやめていくという姿が繰り返されてきたのかもしれない。
本当に、不味い状況なのが見えてきたのは、有る意味恐怖でも有る。

とは言え、自分には全体に対しての意見を言うなんていうパワーの要ることはできない。
この2年と3ヶ月、取り組んできたことを継続していくだけだということを再認識した。

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