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20210812 今のところ『One Day』というアプリはアウトプットしやすいツール

自分の持っているiPhone、iPad、Macのどれもに『Day One』というアプリを入れてから、丸2週間経った。

初めのファーストコンタクトの時点から、継続的に使い始めた中でアプリに対する印象はどうなったか。
その辺をまとめてみたい。

10年日記の代わりに・・・

使い方としては、とにかく自分についての記録というのが大きい。
クリニックの医師から言われたことで
「10年日記をつけてみたら良いですよ。毎年同じ日の情報を見ることになるので、それ自体が季節ごとの自分の体調の把握になります。モニタリングであったり、自分の状況を季節を鑑みて調整することにもつながります。仕事の繁忙期なども具体的に見えてくるし、繁忙期にどんな感じなるのかを自分の言葉で読み取ることができるます。」
ということがあった。
しかしながら、自分としては今更紙の上に書くというのは、少し現実的ではないと感じていた。
それはというと、店先に置いてあった10年日記というのがとても大きかったから。
世の中、デジタルの世界になってきているのだから、
「デジタルで何か良いものはないのかな?」
と考えていた。
そして、普段使っているiPhoneやiPad、さらにはMacでも使えるのなら、一番文句ない。
その環境があれば、どこででも使うことができる。
そう考えていた。
そんなことを考えていて、仕事も含めてデジタルメモツールについてあれやこれやと試行錯誤していた最中に、たまたまApp Storeのおすすめでこのアプリが出てきた。
説明を読んでみると、iPhone、iPad、Macで使うことができると書いてある。
ならば、導入してみることにした。

自分の特性にとても合っている

自分の特性としては、時間軸という縦軸と分類という横軸の両方で把握できると、一番混乱が生じにくい。

医師から提案された10年日記の場合は、ループする時間軸がベースになる。
日付というループというのは、毎年の同じ日の状況をみることができる。
こうした日付のループは、アップルの純正メモアプリ、PCのファイルシステムでは実現することが難しい。
PCのファイルというのは、「作成日」、「更新日」という時間軸が一直線で、日付だけというループにはならないから。
ところが、このアプリの売りとして、日付で「1年前」、「2年前」の同じ日付で書いたものを1画面にまとめる機能を持っている。
まず、この点だけでもとても魅力的なところ。

次に、横軸の「分類」だけど、今はひとまずPCでいうところのフォルダに当たるジャーナルというものを3つ作った。
種類としては、今のところ「食事の記録」「通院メモ」「ジャーナル」の3つに分類している。

「ジャーナル」はこのアプリの初期設定としてあったもの。
ここには、ひとまず日記的な記録を残している。
どこに出かけたのか、どんなことをしたのか、その時の気分を短文で残すようにしている。

「食事の記録」は、何を食べたのかという記録。
iPhoneやiPadで食事を撮影して、それを貼り付けることも簡単にできる。
この辺の使い勝手は、とてもいい。

「通院メモ」は、病院で行っている日々の振り返り、クリニックのリハビリでのメモ、認知行動療法で作成したワークシートなどを貼り付けたり、他の病院を診察した際の内容や薬について記入したりしている。

分類するジャーナルという横軸ではあるが、日付だけで全てのジャーナルの内容を一覧できる機能もある。
これがあることで、食べたもの、活動量、クリニックでの振り返りが有機的につながる。
また、ジャーナルを一つに絞ると、たとえば通院した時のメモばかりを追うこともできる。
そうすることで、経過を把握するのもわかりやすい。

他のアプリとの連携・・・特に手書きメモとの連携

8月に入ってから、手書きのメモはそれまでのルーズリーフから、iPadの純正メモアプリとGoodNote5の二つに変えた。
というのも、休職してからの毎日、振り返りやクリニックでのメモ、疾病に関する理解教育、ワークシートなど、大量の紙が増えることになった。
1年と半年くらいは、ノートからルーズリーフへと移り変わりながら対応してきたが、流石に休職してから長期間となり、紙の量が半端ないくらい多くなってしまった。
そして、それだけの量が多くなってしまったことで、過去のワークシートや肝心なメモを探し出すのがとても難しくなってしまった。
検索性と一覧性が悪化してしまった。
こうした問題もあって、手書きメモに関してもデジタル化することに方針転換した。

また、クリニックの方針としてキーボード入力はやめてほしいというのがあった。
それは、手書きで字を書くことでの脳の働きをよくするというのものが理由としてあるようだ。
また、自分が書いた振り返りや疑問などについて、リハビリの先生や医師、病院のスタッフのコメントを書き足すのには、手書きの方が扱いやすい。
手書きメモアプリのいいところは、書き込む線の色を即座に変えることもできる。

そんなこともあり、手書きでメモを作成することにしている。

普段の振り返りや疾病に関する学習のメモは、iPadに標準の「メモ」アプリをそのまま使っている。
このアプリの、鉛筆モードが自分の字の書き方と一番マッチしているので、ストレスがとても小さくていい。
書いたものは、一旦画像として保存し、それを「Day One」アプリに貼り付けるようにしている。

ワークシートの類は、「GoodNote5」で記入している。
標準のメモアプリの欠点としては、記入している用紙を拡大することができない。
その点、GoodNoteは細かい字を書きたい時に部分的に画面を大きくして記入することができる。
配布されたワークシートを撮影してノートのページにしてしまい、そこにどんどんと書き込むこともできるし、自分でワークシートの様式を作成することも簡単にできる。
書き込んだページは、ページを選択してPDFとして書き出しすると、書き出し先として『DayOne』アプリを選択することができるので、選択して題名と細かなメモを打ち込むことでDayOneアプリに保存することができる。

この辺の動作が、とてもスムーズで速いというのが、これらのアプリを連携させて使う利点でもある。

2週間使った時点でのまとめ

このアプリを使うことによって、アウトプットしたものをまとめる場所が一つになった。
これは、自分としてはものすごく画期的ではある。
これまでも色々と使い分けていたところもあったが、自分の記録としての保存場所がこのアプリというところができたことで、迷うことがなくなった。
また、iPhoneやiPadのカメラ機能との連携が良いことで、撮影したものの記録も残しやすくなった。
また、Macで記録を作成する場合は、当然ながらMacの「写真」アプリともスムーズに連携することができる。
他のカメラで撮影したものも貼り付けやすい。
ある程度、形のある状態での記録を残すというところでは、とても扱いやすい。

ただし、心配していることもある。
当然ながら、サブスクリプションサービスであること。
このアプリを作成して、サービスを提供している会社がこの先ずっと生き残るかどうかは正直わからない。
サービスが止まってしまう可能性もある。
また、自分が使っているMac自体も古いので、使えるOSから外れてしまうこともあり得る。
また、アップルの製品を使い続けるという必要も出てくる。
それは、データの保存がiCloudを元にしているため。

欠点としては、データの同期するタイミングが結構頻繁であること。
特に、Macを使っている時に感じることだが、データのやりとりを常時しているため、文字の入力をするたびに若干固まる傾向がある。
これは、自分の使っているMacが古いということも影響しているかもしれないが。
システムやCPU、メモリの使用量を見ていてもそんなに圧迫するくらい動いている感じはないのだけれども、どこかに引っ掛かりが生じているのは確か。
これは、iPadやiPhoneでは出てこない症状ではある。

今後、継続的に使ってみて、定期的にまとめてみたい。

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