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20220204 NikonとCanonのそこそこ古い28mm単焦点レンズで撮り比べ・・・JPEG撮って出し編

ここのところ冬型の気圧配置が強く、カラッと晴れることがない日が続いた。
雲が多く、ホントに一日中陽差しのない日があったりして、こういうときはカメラで余り撮影しないことになる。
しかし、今日は朝起きたときからよく晴れていた。
久しぶりにベランダからも撮ったし、カメラを持って出ようという気分が強くなった。

そこで、いつかやってみたいと思っていた28mmレンズの比較。
CanonのEF28mm 1:2.8とNikonのNikkor 28mm 1:2.8DをそれぞれAPS-Cのカメラにつけて、撮ってみると言うことを。
とは言いつつ、CanonはEOS Kiss X5で初級機、NikonはD7000と中級機。
カメラとしての性能の差は若干あるやもしれない。
発売された時期は1年違いで、画素数はEOS Kiss X5が1800万画素、D7000が1600万画素となっている。
撮影するところは、いつものクリニックの行き帰り。
撮影モードはどちらもPモードで、ホワイトバランスはどちらも太陽光にしている。
ISO感度は400で、これも合わしている。
今日はJPEG撮って出しの画像を見比べようと思う。
これで、どんな傾向なのかというのを見てみたい。

まあ、それにしても2台の一眼レフを持って歩くのは、重たかった。
リュックにクリニックで使う筆記用具やファイル類などと水を2Lほど入れて居るところに一眼レフ2台だから、ズシッと両肩に来るものがあった。

では、順番に。

画像1

D7000 f/8 1/250s

画像2

EOS Kiss X5 f/8 1/320s

駐車場にて。
カメラの液晶を見た感じでは違いがわからなかったが、結構色味が違う感じがするなぁ。
D7000のシャッタースピードが少し遅い分、日向のところが明るく写っているが、陰の部分はというとD7000の方が暗い。
D7000の方が若干古いこともあり、センサーの違いが出ているのかな?

画像3

D7000 f/13 1/640s

画像4

EOS Kiss X5 f/13 1/800s

絞りが同じだけど、シャッタースピードがやっぱりNikonの方が遅い。
その差が出ている感じがあるなぁ。
どっちが良いかは、おそらく好みなのだろう。
それから、EOS Kiss X5の方が写っている範囲が狭い。
この辺はCanonのAPS-Cの撮像素子が他のメーカーのAPS-Cより若干小さいというのが見てわかる。

画像5

D7000 f/11 1/500s

画像6

EOS Kiss X5 f/11 1/600s

こうして見比べると、色味がCanonの方が黄色っぽい。
まるでKodakのフィルムを入れている様な感じ。
画像左上のブルーがNikonの方が綺麗に出ている。

画像7

D7000 f/8 1/250s

画像8

EOS Kiss X5 f/8 1/320s

こうやってデータを取りながら見ていくと、EOS Kiss X5の方が1/3段ずつ露出がアンダーなんだよなぁ。
この辺は、撮像素子との制御の関係なのかもしれないなどと数少ないショットから考えてしまう。

画像9

D7000 f/8 1/250s

画像10

EOS Kiss X5 f/8 1/400s

Nikonは空の雲が飛んでいるけれど、Canonは空の雲の立体感がちょうど良い。露出の制御としては、画面全体のバランスをCanonの方が取っているのかもしれない。

画像12

D7000 f/10 1/400s

画像11

EOS Kiss X5 f/10 1/500s

JPEGで見る限り、撮って出しの画像で特に空が映っていると、空の青さの抜けの良さはD7000の方が良い様に感じる。
若干白飛びしている感じもあるけれど、その辺はRAWで確かめてみないとわからないなぁ。
この辺もRAWから書き出したものと比べてみる必要があるかも。

画像14

D7000 f/8 1/250s

画像13

EOS Kiss X5 f/7.1 1/320s

ここまで、ほとんど絞りは変わらなかったのに、今回は絞りの値が違う。
西日に照らされた状態の場所を取っているのだけれど、ホワイトバランスを太陽光のままにしているためか、Nikonの方が青みが効き過ぎている。
ここでは、Canonの方が見た目の印象に近いし抜けが良い。


こうやって撮り比べてみることで、どんな印象の画像を得ることができるのか、確認することができる。
これまで、基本的に仕事ではEOS Kiss X5を使う事がほとんどだった。
それだけ信用度が高いと言うこともある。
復職したときに、D7000も仕事で使う事ができるかどうかという点では、まだまだ使い慣れていないこともあったりするし、どんな画像になるのかという所をしっかりと見ておきたいところが有った。
そうすると、ベンチマークとしてはこれまで仕事でも使ってきたEOS Kiss X5と比較するのが一番わかりやすい。

今回はJPEG撮って出しばかりだったけれど、RAWから書きだしたものもどんな具合に違いがあるのかというのを比較してみたい。

全体的に言えることは、明暗の差があるところではD7000は明るい方に引っ張られて暗いところが潰れる様な感じになっている。
それに対してEOS Kiss X5は、全体的なバランスを取った露出となっているので、若干明るいところでも暗めになっている。
だからといって完全に潰れているわけでもない。
この辺は、EOS Kiss X5の方がセンサーの性能が若干高いのかもしれないし、画像エンジンの差が製造年の差として元々あるのかもしれない。
そうしたことはRAWで確かめて見てという感じだろうか。

元々、Nikonの28mmレンズは、D40Xにつけて撮ったときもそうだったけど、露出が若干オーバー目になる傾向があった。
もしかしたら1/3段アンダーにして撮ってみたら、同じ様な感じになったかもしれない。

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